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小樽駅 〜ホームの古レール〜

ちょっと久しぶりに小樽駅から
列車に乗る機会がありました。
列車を待つあいだ、ホームの柱に
こんなものを見つけました。
小樽駅 〜ホームの古レール〜_d0174510_23311348.jpg

「国鉄」の文字がいいね。
この看板自体、すでに貴重です。
でもそこに書かれた文の意味がわかる人は、
あまりいないのでは?

小樽駅のホームには柱の鉄骨に
古レールが多数使われているのです。
以下はストックの画像から。
小樽駅 〜ホームの古レール〜_d0174510_2334275.jpg

▲よく見ると確かにレールです。
武骨な感じがクラシックでいい。
小樽駅 〜ホームの古レール〜_d0174510_2336848.jpg

▲これはレールのメーカー名の刻印。
BV&CO LD とはイギリスの鉄鋼メーカー
Bolckow Vaughan & Co. Ld.(ボルコウ・ヴォーン株式会社)、
1902は製造年(明治35年)を表すのだそう。
ここでは刻印が見えるように、
その場所だけ敢えて塗装が避けられています。
小樽駅 〜ホームの古レール〜_d0174510_11433736.jpg

▲こちらはアメリカの鉄鋼メーカー、
CARNEGIE(カーネギー)、1900年製。

で、冒頭の写真は、その柱に使われている
古いレールの解説をしているというわけです。
でもその場所のレールはペンキが塗られて
刻印がほとんど読めないし、そもそも「このレール」って
どこのことを指しているかよくわからない。
柱にレールが使われているなんて、
知らなければまず気付かない。

ひょっとしてホーム下、実際に列車が走る
線路のレールのことだと思って
「JRは明治時代のレールをまだ使ってんのか!?」
などと勘違いする人が……いないか(笑)。

JR北海道のレール問題が
いろいろ取り沙汰されている昨今ですから(苦笑)。







by wilderness-otaru | 2013-12-22 23:55 | 鉄道 | Comments(0)
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