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本日のSLニセコ号、長橋で 〜2014.10.13〜

三連休の最終日、また撮りました。
といっても事務所からスクーターで走って5分、
長橋の線路沿いで。
今日の機関士さんはドレーンが控えめで良かった。
ファンサービスとはいえ、場所的に不釣り合い・
不自然なドレーンの吹きまくりが苦手です。
本日のSLニセコ号、長橋で 〜2014.10.13〜_d0174510_20531770.jpg

このあたり、晴れていると逆光気味になって
ギラッとした感じになりがちですが、
今日は曇っていて、その分、色は落ち着きます。
ところどころの黄葉と相まって、
秋らしくシックな感じでした。

昨日、写真を撮り慣れているけれど、
蒸気機関車は未経験という知人から
撮影のアドバイスを求められました。

そこで教えたのは、以下の内容でした。
いずれも鉄道写真を撮っている人にとっては、
わりと基本的なことだと思いますが……。

◆蒸気機関車の場合、シャッタースピードは最低で1/250。なるべくそれ以上。
 僕ならISOを最高で800まで上げても、シャッターは速くします。
◆露出は必ずマニュアルで。列車が来る前に周囲の風景で最適になる露出を決め、マニュアルで設定します。
 オートにしておくと蒸気機関車のボディの黒、あるいはヘッドライトの明るさに引っ張られて
 露出が狂います。機関車が黒いからといって、つぶれを恐れてオーバー目にすることはしません。
◆PLフィルターは効果的。特に〈SLニセコ号〉を晴れた日に小樽市内で撮る場合、
 逆光気味になることが多く、ボディが反射で白っぽく光りやすいです。
 それを防ぐため、PLを適度に効かせることを、僕はよくやります。
 もちろん、PLを入れると露出の値は2〜3段下がりますが、
 それを補えるのが高感度に強いデジタルの大きなメリットです。
◆構図を決めたら、どこに機関車が来たらシャッターを切るか、あらかじめ考えておき、
 それまでは切らないこと。
◆構えたポジションを決して動かさないこと。
 接近してくる列車を見ると、どうしてもポジションをそっちに向けて動かしてしまったり、
 あるいは列車が真ん中辺の中途半端な位置にいる写真を撮りがちです。
 がっちり構えて、最初に狙った位置に列車が来るまではじっとガマン。
 これは三脚を立てていても、手持ちでも同じことですが、手持ちの方が、
 カメラを動かしたくなるので、よりはっきりした意識が必要かも。
 高速連写は不要。まあ、やってもいいけど、結局使える写真は、
 機関車が狙ったポイントにいる1点だけなので、たくさん撮る意味はないです。

以上、自分流ですけどね。









 

by wilderness-otaru | 2014-10-13 21:30 | 鉄道 | Comments(0)
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