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塩谷、海を望むかつての有名撮影地

函館本線、塩谷駅の蘭島寄りにほんの一瞬だけ、
背景に日本海を望むポイントがあります。
昭和40年代、いわゆるSLブームの頃には
ポピュラーな撮影地だったようです。
しかし今では一帯がクマザサのヤブに覆われて、撮影は困難。
過去には苦労して『SLニセコ号』を撮ったこともありました。

雪に覆われる時期なら楽に撮れるだろうと思いつつ、
なかなか実行せずにいましたが、今日、やっと撮影へ。
塩谷、海を望むかつての有名撮影地_d0174510_22374232.jpg
スノーシューで雪上を歩き回り、
海を見下ろすポイントに辿り着くのは、
確かに雪のない時期のヤブ漕ぎよりは、
はるかに楽でした。

もっとも今日は、天気予報では終日、雪。
降った量は多くなかったけれど、
空は雲に覆われてどんよりとした天気でした。
上の写真で海がはっきり見えたのは、
実はかなりラッキー。

最初に撮ったのは……
塩谷、海を望むかつての有名撮影地_d0174510_22414340.jpg
列車が来る5分ほど前に、雲の塊が押し寄せて、
あっというまに背景は真っ白に。

次、2本目は……。
塩谷、海を望むかつての有名撮影地_d0174510_22432212.jpg
背景は何とか見えました。

そのあと、3度目の正直で撮ったのが、
いちばん上の写真です。
雲は厚いけど、水平線までくっきり見えただけでラッキー。
このときも列車が来る直前までは少し青空が見えるくらいで、
その間にPLフィルター付けたのだけど、
また雲が近付いてきて気を揉みました。

函館本線も小樽以西は列車本数が少ないですが、
11時30分くらいからは1時間のあいだに3本の列車が通るので、
比較的効率のいい時間帯といえます。

実のところ、今日は列車の撮影が主目的ではなかったのだけど、
このあと天気は悪化する一方で、後の予定はすべて中止にしました……。

そういえば鉄道の写真を撮るのはすごく久しぶり。
じ〜っと長いこと待って、列車が通る一瞬に集中する、
独特の緊張感はけっこう好きです。













by wilderness-otaru | 2016-01-10 22:50 | 鉄道 | Comments(0)
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