前回の東京行きで、
訪れようと思いつつ行きそびれたのが ここ、すみだ北斎美術館。 2016年オープンと、比較的新しい施設です。 北斎とか江戸、といった従来的イメージを あえて切り離そうというコンセプトなのだろうな……。 平日のせいか、混雑はありません。 欧米の外国人が多い。 海外でのHOKUSAIの知名度の高さが うかがい知れます。 北斎の画業の変遷を時系列的に見せる内容です。 しかもほとんど(すべて?)レプリカなのだと。 まあ、絵を見てオリジナルではないと 見抜ける眼力はないですが……。 狭い室内で絵を描く様子を再現。 北斎の弟子が、この部屋を描いた スケッチが残っていて、それを元に この展示が作られているらしい。 全体として純粋に絵を鑑賞する 美術館というより、 北斎の生涯を伝える記念館、 といった印象を受けました。 僕としてはおもしろく見ましたが 作品鑑賞だけを期待していくと 不満を残す人もいるかも……。 展示される作品は そう多くないのは先述のとおりです。 常設展の入館料が割と400円と安いのは それに見合った料金設定か。 ミュージアムショップでは 解説書を購入。 なかなか充実した内容で有用でした。 スカイツリーを遠望します。 自転車で買い物に来る奥さまがたで 賑わっていました。 #
by wilderness-otaru
| 2023-11-28 10:13
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東京駅の駅舎は
やっぱりすごい建物だと思います。 これも日本橋の橋などと同様、あって当たり前、 わざわざ目を留めずに スルーしがちかもしれませんが、 それではもったいない。 さらにいいビューポイントがあることを 最近知りました。 それが駅のすぐ前に建つKITTE。 東京中央郵便局の建物の一部を残しながら 高層ビルを建てて生まれた建物です。 この旧郵便局部分の6階に屋上庭園があり、 東京駅をまぢかに見ることができます。 ガラス越しではない風景が見られるのが なんといっても魅力的です。 日本銀行本店の設計者でもあります。 辰野は日銀小樽支店の設計にも 携わっています。 実務の大部分は弟子任せだったようですが。 #
by wilderness-otaru
| 2023-11-26 16:57
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神田川クルーズの船を降りて、
日本橋の街をぶらぶら。 いつ見てもすごいと思うのは、ここ。 日銀は明治29年、三井は昭和4年と 竣工年には開きがありますが、 ともにギリシャローマの建築に通じる 円柱などを採り入れて 古典主義の影響が濃厚です。 そしてこちらは…… 上記3つの建築はいずれも重要文化財。 こんなすごい建物が並んでいるのに ビジネス街だけあって、 足早に通り過ぎる人はいても 建物をじっくり見上げる人は まったくいません。 まあ、そうだよねと思いつつ もったいない。 自分もかつてそうでした。 この大暖簾は常にではなく、 ときどき掛けることがあるそうですが、 初めて見ました。 前身の呉服屋「越後屋」を彷彿させる演出で 今年は創業350年の記念だからだろうか。 店内で圧巻なのは「天女の像」。 「天女」は「まごころ」と読むらしい。 上から下から、じっくり拝見しました。 天女の像に関しては にも説明があります。 #
by wilderness-otaru
| 2023-11-24 12:13
| 北海道外のこと
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先週は4日間、東京に行っていました。
仕事の用件はまったくなく、 完全フリータイムの旅で。 1日目、昼前に羽田に着いて まず向かったのが日本橋。 ここを起点にする〈日本橋クルーズ〉は 去年の12月に乗りましたが、 すばらしい内容だったので さっそくのリピートです。 麒麟の像が建つ日本橋。 そういえば日本橋って 完全に街の名前になっているから、 たとえばタクシーでこの橋まで行くときは 何て伝えればいいんだろうね。 「日本橋の日本橋」とか? それはさておき、この橋の下に クルーズの乗り場があります。 いくつかのコースがありますが、 選ぶのはいちばん長い「神田川クルーズ」。 窮屈な感じですが、 今は高架となっている高速を撤去して 地下に潜らせるという大事業が 進行しています。 すでに一部は取り除かれていて、 解体した道路を川の上の台船に下ろす作業が 行われています。 皇居の外堀でもあり、 その名残である石垣が見られます。 水道橋のあたりで神田川に入ります。 ここからは鉄道風景が楽しめる区間です。 地下鉄の下を船で通るという 希有な体験ができます。 ガイドさんの説明によると この赤い電車は新型だそう。 よく見れば、白地の上に 波打つような曲線が描かれています。 子どもの頃から、社会人になったときまで 丸の内線の電車といえばこれ、 というくらい慣れ親しんだ 印象深いデザインでした。 以前は銀色の車体もあったけれど これを再現してくれたのはうれしい! 屋形船の停泊場所になっています。 橋のリベットが古風な感じ。 やがて隅田川に出ます。 広々とした川面に出ると、 さっそくスカイツリーが見えてきます。 ここからはいろいろな橋も見ものです。 清洲橋。 日本橋川で、川の上に高速道路がないのは ここからわずか500mほどの区間だけです。 また高速が寄り添ってきます。 昨年の前回とは違うガイドさんでしたが、 話す内容もけっこう違いました。 丸暗記ではなく、各ガイドが 自分の視点でおもしろいポイントを 説明してくれる感じが伝わって、 そうしたところもこのクルーズの魅力です。 生まれてから30年以上も暮らした東京なのに、 歴史的な見どころや施設など 何の興味ももたずに見過ごしていたものが 何と多いことか。 これから少しずつ取り戻したいと思っています。 東京のレポートは、このあと何回か続けます。 #
by wilderness-otaru
| 2023-11-23 23:40
| 北海道外のこと
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一日散歩きっぷの旅、後半で室蘭へ。
特に目指すところはないのだけど、 ま、散歩ですから。 室蘭駅で降りて、数分歩いたところに 旧室蘭駅があります。 1997年まで使われていたとのこと。 和風とも洋風ともつかない 個性的な趣があります。 駅舎の隣にはD51 560が保存されています。 市内の別の場所にあったのを、 数年前に移設したものです。 非常にきれいに磨かれています。 室蘭八幡宮の境内へ。 これがまた急! しかも長い。 市街中心部の商店街。 支線の終点にある駅です。 この半島の大部分が製鉄を中心とした 工業地帯です。 しかし鉄鋼不況、合理化によって 工場の規模が縮小され、働く人も減り、 街が衰退……という道を辿りました。 大型の商業施設などのほとんどは 東室蘭駅周辺にあり、 賑わいの差は歴然なのでした。 #
by wilderness-otaru
| 2023-11-19 23:08
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