久しぶりに、手宮にある小樽市総合博物館に行きました。
いや、博物館にはしょっちゅう行くのだけど───ミュージアムショップで当社の本を売っていただいていることもあり───屋外の展示を見るのは久しぶりです。 博物館のガイドブックもそろそろ改訂のことを考えたいし、夏のうちに少し写真も撮っておこうかと……。 ちょうど〈アイアンホース〉号が運転準備中でした。 やはり実際に動いている蒸気機関車の人気は高い。 しかし、博物館に数ある展示車両のなかで、少々地味ながら貴重な存在といえるのがこれ、〈大勝号〉。 明治28年製。日清戦争に勝利した直後に完成したことからこの名が付けられました。 何といってもすごいのは、この機関車が日本人だけで作られたということ。 国産機としては日本で2番目ですが、1番目の機関車がこちらより2年早く、神戸でイギリス人技術者の指導のもとに作られたのに対し、こちらは日本人だけで完成させたのです! まあ、形としてはその前にアメリカから輸入された〈弁慶〉などを真似たもので、一部は予備部品が流用されているらしいです。 それにしても当時の日本の北辺の地で、自力で機関車を作ってしまおうなどと、思い立つこと自体が立派。すごいぞ手宮! 〈大勝号〉を見ているうちに、アイアンホースが帰ってきました。 ここから見ると、ちょうど天狗山が真後ろになることに気付きました。 「ゲレンデ、急だね〜」 ……と違う方向に感心。 機関車はこのあと、転車台に乗って方向転換します。 アイアンホース号の軌間(レール幅)は914mm。 外側のレールが旧国鉄時代の1067mmです。 やっぱり男の子は汽車が好き。 アイアンホース号はいったん機関庫に入ってお休みです。
by wilderness-otaru
| 2012-07-13 15:41
| 小樽散歩
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