めっきり秋めいて肌寒くなってきたけれど、
21日の日曜日はさわやかな快晴、気温も上がりました。 絶好の海日和で、祝津から漕ぎ出すことにしました。 高島岬の先端を回航。 おや? 今日は釣り人がまったくいない! いつもこのあたりにはほぼ必ず竿を出している人がいて、 遠投していると困るので、岸から100mくらい離れて通ります。 みんなサケ狙いで河口に行ってるのか!? ともあれ、大回りしなくて済むのは大変助かります。 荒々しい断崖風景が水際に迫り、海中も岩だらけ。 ここを進めるのは、喫水30cm足らずのカヤックの特権です。 浅瀬で白波が立つ岩の間をすり抜けて行くのは、 ちょっとしたスリルがあって気持ちいい。 このあたりの岩肌は本当に赤く、まさに 「赤岩」という地名の由来が実感できます。 漕ぎ進んでオタモイへ。 龍宮閣跡をすぐ下から見上げます。 オタモイといえば8月の大雨でまた土砂崩れがあり、 地蔵堂への遊歩道が埋まったと新聞でも報じられていました。 どんな具合なのか気になります。 海上から見ると地蔵堂の煙突から(?)煙が上がっているのが見えました。 上陸する予定はなかったのだけれど、 それを見たら素通りするのも忍びない気になって、 海岸にカヤックを揚げました。 堂守りの村上さんと僕は、ちょっとした顔馴染みです。 何年か前に、地蔵堂のあたりで写真を撮っていたら、 写真をくれないかと請われ、後日、新旧いろいろな写真を とり混ぜて持っていったら、大層喜ばれたのでした。 ここを訪れる人にオタモイの話を聞かせるのに役立つのだと……。 海岸から地蔵堂に上がって話を聞くと、 やはりトンネル上で崩落があって、落石防止の金網が押しつぶされ、 かなり通りにくい箇所があるらしい。 でもまったく通れないわけではなく「まあ何とか自分で直さないとなあ……」と 意外に呑気だったので安心しました。 (龍宮閣跡、地蔵堂への道は、通行禁止になっています) 新しい観光船が最近はずいぶん慎重にこの沖合を通ること、 塩谷からシーカヤックのツアーがたまに地蔵堂までやってくること、 野鳥のこと、七曲がりのあたりでヤマブドウが採れること、 などいろいろおしゃべりして30分ほど過ごし、地蔵堂をあとにしたのでした。 ここまでで帰路につくことにします。 また赤い岩の海岸沿いに漕ぎ進み…… 高台にホテル、ノイシュロスが見えてきたらゴールは間近です。
by wilderness-otaru
| 2014-09-22 23:50
| アウトドア
|
Comments(2)
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by
小梅太郎
at 2014-09-23 11:00
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うわ〜、懐かしいです!
子供のころは、オタモイと言えば、必ずこちらまで来てました。 そうそう、先日、また土砂崩れがあったというニュースをみて、どうなったかなぁ、って思ってたんです。 海から行くっていうのが、さすがですね。
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by
wilderness-otaru at 2014-09-23 20:10
へ〜小梅さんも昔のオタモイ行ったんですか……。ニュースを見て想像したほど状況は悪くないようでしたが、厳しいことは確か。
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