朝、事務所に行く際には、
小樽公園を抜けるコースをよく歩きます。 公園の南端、〈ロータリーの杜〉と呼ばれる 樹林のあたりが歩き始めです。 雪に覆われた白樺林が爽やかな感じ。 ロータリーの杜って、初めて名前を聞いたときは 何で?と思いましたが、 小樽ロータリークラブにちなむのだと、 あとになって知りました。 クラブが昭和38年に創立30周年を迎えたことから、 翌39年4月に記念植樹をしたらしい。 去年がそこからちょうど50年にあたる年でした。 ▲これが半世紀あまり前の4月28日、 近くの緑小学校児童によって行われた植樹の様子。 記録によれば700本を植えたとのことですが、 それにしても白樺の植樹ってあまり聞かないような……。 白樺という木は清楚な印象があるけれど、 わりと図太く、繁殖力が強いらしい。 よく見れば細い木も多く、50年経っているとは思えません。 この森には桜の木もあるので、もしかして 植えたのはそっちだったのか……とも思われますが、 真相は不明です。 それにしてもまだ2月だというのに、 中旬以降ずっと気温が高めで雪もほとんど降っていません。 おかげで公園内の雪も、表面がずいぶん締まってきました。 いつもは、多くの人が歩いて踏み固められた道を歩くのですが、 それ以外の雪面でも大丈夫かも……。 試しに歩いてみると、ほんのわずかに沈むだけで、 普通の靴でも歩けてしまいます。 これは快適……と油断すると、たまにずぼっといきますが。 それでも潜るのはくるぶしくらいまでで済みます。 足裏に均等に、静かに体重を載せる感じてそ〜っと歩きます。 まさに薄氷を踏むが如く……。 ▲公園に面して建つ〈坂牛邸〉。 〈小樽新聞〉の重役であった坂牛直太郎の邸宅として 昭和2年に竣工した建物です。 設計は田上(たのうえ)義也。 道路脇の高い雪山に上がると、夏には見られない高さから 建物を見ることができました。 それにしても雪が少ない。 去年の今頃は屋根の上にも家の周囲にも、 高く雪が積もっていました。 公園内を進んで行くと、歌碑を見つけました。 これには今まで気付かなかった……。 あとで市史(10巻「いしぶみ・銅像等」の章)を見たら ちゃんと載っていました。
碑は歌人・戸塚新太郎(M32〜S40)の歌を刻んだもので、
by wilderness-otaru
| 2015-02-28 13:43
| 小樽散歩
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Comments(2)
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by
Y.O
at 2015-03-01 21:12
x
空の色に樹と雪が映えて本当に綺麗ですね
坂牛邸はどなたかお住まいなのでしょうか?
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Commented
by
wilderness-otaru at 2015-03-02 09:08
坂牛邸に現在は人が住んでいません。
建物は〈小樽ワークス〉というNPO法人が管理していて、内部の見学が可能です。一見の価値があると思います。 http://www.otaru-works.com/
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