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未だ雪深い、勝納川上流部

勝納(かつない)川源流に近い雨乞の滝&穴滝へは先週末に行ったばかりですが、好天に誘われて、また川沿いを歩いてみました。

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まずは林道を上がり、ほどほどのところで川へアプローチ。数日前、久々にまとまった量の雪が降ったこともあり、
川沿いはモコモコの雪で覆われています。
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▲三脚がないので、立木の枝にカメラを乗せて1/5秒。
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▲ジェジェっと鋭い声を響かせながら、流れに沿って行ったり来たりするのはカワガラス。
こういう山間の水辺では、必ずと言っていいほど見かける鳥です。

下っていくとやがて、川を堰き止める建造物が見えてきました。
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▲昔の写真では見たことのある〈引入口堰堤〉。
勝納川の水を貯水池に導く水門で、水量を調節するために造られたものです。
川の水はここで貯水池に流れ込むものと、バイパスして放水路を流れ下るものの2つに分岐します。

奥沢水源地の水道施設がおおむね完成して上水道の供給が始まったのは大正3年のことですが、
この堰堤は、明治末期にはできあがっていたようです。
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100年以上前に造られた施設だけに、古色が漂います。

創建当時の写真がこれ。
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建設途中の水道施設を、当時の小樽区会議員の面々が視察に訪れたときの模様です。
堰堤自体は昔の姿のままですが、今はもう機能していないらしい。
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▲もうひとつ、こちらは昭和53年1月の撮影で、写真には「取水堰の氷落とし」と説明がありました。
凍った水に膝上まで浸かっての作業は大変そうです。
同時に撮られた写真のなかには、山スキーを履いて現場に向かう一団の画像もありました。


堰堤の下流側には池ができていました。
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さらに下っていくと、階段式溢流路の水辺にでます。
貯水池の脇に設けられた放水路を流れ下る水の勢いを弱めるため、水を貯めるプールを階段状に設けたもの。

放水路上に「階段」は2つあります。夏のあいだ一般公開されるのは、下流側にあるものです。
対して上流側の階段はそれより奥まった場所にあって、簡単には姿を見ることができないので、あまり存在が知られていません。

下流側のものより幅が半分程度と狭く、段数も少ないですが、水すだれの清々しさは同じ。
こぢんまりとした造りだけに、情緒があるようにも思われます。
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奥沢水源地に関する過去の記事はこちら。
2013年3月4月です。

なお奥沢水源地は水道施設としての役割はすでに終えていますが、この溢流路周辺を含めた一帯は、今も立ち入り禁止です。
といっても積雪期はどこからが施設かが不明瞭で、立ち入り禁止の範囲もまったくわからなくなります。
決して近寄りませぬよう……。











by wilderness-otaru | 2015-03-15 22:02 | 小樽散歩 | Comments(0)
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