昨日、久しぶりに街に出て(といっても近くだけど……)
訪れたのが、小樽Department。
小樽商工会議所の旧建物に雑貨ショップなどを入れる、 3日間限定の“デパート”です。 この建物は昭和8年に竣工した歴史的建造物。 会議所は6年前、別の建物に移転して、 以来ずっと空き家のままです。 今回は30ほどの店が集まるというのもさることながら、 普段は入れない建物の内部を見られるのが魅力で、 出掛けてみました。 ここをはじめ、知り合いの店がいくつかありました。 建物がやはり魅力的。天井が高く クラシカルな趣たっぷりです。 それぞれの店の商品のディスプレイとも、 しっくり馴染んでいました。 これにカメラを向けた人は大勢いたはず。 何となく小樽市役所の階段に似てる感じも。 同時代の建物であることは知っていたけど、 あらためて竣工年を確かめたら何と! 会議所の落成式は昭和8(1933)年10月11日、 市役所は同年同月の15日と、 “同時代”どころか、ほぼ“同時”なのでした。 さらに会議所の設計を担当した建築家・土肥秀二は、 市役所の設計にも「関わったといわれている」とする文献 (〈小樽市の歴史的建造物 歴史的建造物の実態調査1992年から〉)があり、 だとすると、類似性があるのもうなづけます。 そもそも役所と会議所と、公共性のある建物という点で 性格の似た建築でもあるし……。 それにしても6年も使われていなかった建物だけに、 掃除をはじめ準備はかなり大変だったらしい。 今回、せっかくいい状態を取り戻したのだから、 また荒廃してしまう前に使えれば……とは、 おそらく多くの人の思うところ。 年に1回か2回でも、ある程度の頻度で建物を使う、 こういうイベントをやれればいいのですが……。
by wilderness-otaru
| 2015-11-01 00:33
| できごと
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Comments(2)
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by
rerakik0919
at 2015-11-02 21:50
使われていないのは勿体ないですね
空家にしておくとかえって傷みが進むのでは?
0
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wilderness-otaru at 2015-11-03 13:01
そのとおりですね。
この近隣にも歴史ある建築で、空いたままになっているものがいくつかあります。
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