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江差、姥神大神宮渡御祭【後編】

【前編からの続き】


さて夜の部へ。


愛宕町の商店街にヤマが

びっしりと揃う「見せ場」。

暗い中で見るヤマが見事です。

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▲ドンドコドンドコ、

太鼓が打ち鳴らされてにぎやか。

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▲再び大神宮に向かって巡行します。

途中ではまた「一銭けれ~」の大合唱。

高校生くらいの女の子たちは

ほとんどディスコ状態!

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▲にぎやかに進んだヤマの一行も

最後はまた優雅な祇園囃子を奏で、

神社前に集まります。

灯りをともしたヤマが並ぶ様子は、

昼間とはまた違った壮観です。


このあとの見ものとなるのは

町を巡った神輿が

神社に帰る「宿入れ」。


ここでも江差ならではの

伝統的な儀式があります。

神輿は一度ですんなりと

神社に入ることができません。


3基ある神輿の1台目は7回、

2台目は5回、3台目は3回と

出入りを繰り返してからようやく、

神社に入ることができるのです。


神輿に乗っていた神様は、

町なかを巡ったのが楽しくて、

まだ帰りたくない、と言っているのを

表しているのだとか……。


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▲神輿が入るのに先立ち、

かがり火から松明に火がつけられ

それを持った若者の一団が、

参道を掃き清めます。


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▲そこを神輿が駆け上がる!


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▲しかし1度では入れず、

いったん戻り……。

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▲もう一度、参道を炎で清め……

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▲再び神輿が駆け上がる!


これを3基の神輿が、

合計で何と、15回も行うのだから

担ぎ手は大変です。

無事終わった後には、

観衆から大喝采が起こりました。


さて、宿入れのあとの締め。

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▲誉山の男衆による「切り声」です。

これをもってこの日の祭りはお開き。

各ヤマはそれぞれの町に帰りますが、

その間もお囃子は続けられ、

夜遅くまで太鼓の音が、

響いてきました。


明日は上町の巡行。

今日と同じことをまた、

コースを変えて行うのだから

すごいエネルギーだと思います。


翌日は午前11時すぎ、巡行の始まりを見て、

江差の町を後にしました。



【まとめ】

初めて見た、姥神大神宮のお祭り。

こんな祭りは見たことがない、

というのが第1の感想でした。


町の人の祭りに対する思いがすごい。

小さい子どもや若い人たちが

一生懸命な様子も

ひしひしと伝わってきました。

誰かにやらされるのではなく、

祭りに参加することが、

江差の人には当たり前なんだろうな。

町を出て暮らしていても、

祭りの日には必ず帰るという人が

多いらしい。


少々意外だったのは、

観光客らしい人が少ないこと。

巡行コースの沿道では

祭りの装束をまとった人が目立っていて、

普通の服で見ている

いかにもビジターという人が

意外なほど少なかった。

有名な祭りだから、

観光客でびっしりかと思っていましたが……。

しかしそれだけに、地域のお祭り、

という印象が際立ちました。


お祭りに付きものの露店も

ここではほんのわずかです。

祭りのあいだ、各家庭では

たくさんの料理を用意して

大勢の人を迎えるというから、

露店なんかいらないのかも……。


今回初めて祭りを見て、

ひととおりの流れはわかったけれど、

祭りの起源や歴史に奥深いものがあるようで、

もっと深く知りたいと、強く思いました。


また来たい!と思いながら、

江差の町をあとにして

北に向かってクルマを走らせます。













by wilderness-otaru | 2017-08-13 15:29 | 北海道の各地 | Comments(0)
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