雪山の記事を載せたので順序が前後しましたが、
11月半ばの週末、室蘭に行ってきました。 JR北海道の『一日散歩きっぷ』を使って、 列車での小旅行です。 このきっぷは¥2,260、 乗れるのは普通列車のみだけれど、 小樽から室蘭までの乗車券は片道で ¥3,000を超えるのだから、かなりおトク。 ただし室蘭方面へ行く普通列車は、本数が非常に少ない。 最寄りの小樽築港駅を5:45の一番列車で出発しても、 札幌発、東室蘭行きの最初の列車には わずか5分の差で接続できません。 次の列車となると室蘭着は正午近くになり、 現地で使える時間が大幅に減ってしまいます。 これでは行く意味ないか……と半ばあきらめたのですが、 時刻表をよーく見るうち、 札幌から後続の快速エアポートに乗ると、 途中で東室蘭行き普通列車に追いつくことがわかり、 これで問題が解決! 室蘭駅には9時過ぎに到着。 駅前には地球儀のモニュメントが建っています。 LAのユニバーサル・ステューディオに 似たようなものがあるようですが、 多分、偶然の類似でしょう(笑)。 室蘭の景勝地「地球岬」(後述)と、 製鉄の街、をシンボライズしたもの……と想像します。 最初に訪れたのが、現在の駅から数百m離れたところにある、 旧駅舎。 使われていたらしい。 内部には観光協会のinfoがあるので、 まずはここで街の地図などを入手します。 その後、街を歩き始めましたが……。 わびしい商店街。 かつてここを見て椎名誠が「ゴーストタウンのよう」と言ったのだっけ。 まあ室蘭に限らず中心部の商店街が寂れる現象は、 道内各地で(本州でも?)目にしますが……。 室蘭は小樽と同様、古くからの石炭積み出し港であり、 加えて製鉄所が稼働して工業都市となり、 大いに発展した街です。 しかし石炭の時代が終わり、製鉄も 合理化などによって工場の規模が縮小され、 街が“斜陽”といわれることとなります。 このあたり石炭産業や海運業の衰退で 街の繁栄が陰った小樽とは、 通ずる部分が非常に多いです。 さて中心部を通り抜け、名勝・地球岬へ。 4kmほどの道のりなので、のんびり歩いて行きます。 遠くには噴火湾を隔てて、雪をかぶった駒ヶ岳が見えています。 地球岬に着きました。 “断崖”を意味する「チケップ」が(だいぶ)訛って “地球”になったらしい。 「地球の丸さを実感できる風景……」などというのは 後付けです。 市街地のすぐ背後に、海に面した断崖があるというのも 小樽に似ているかも。 小樽には赤岩海岸という名所がありますから……。 岬をあとにして、今度は別ルートで街へ戻ります。 【つづく】
by wilderness-otaru
| 2018-12-03 12:37
| 北海道の各地
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