映画「ボヘミアン・ラプソディー」について。
今さらいうまでもないですが、かなりの人気です。 僕は2回観ました。 すごいヒットのようで、 一種の社会現象としてTVのニュース番組なんかでも 取り上げられているのをいくつか見ました。 リアルタイムのQueenを知らない 若い世代にも受けているそうですが、 僕が観たかぎりで映画館の観衆は、 自分と同じ50代くらいとおぼしき同世代の おじさん・おばさんがほとんどで 親近感&安心感がありましたね……。 ま、世代的には70年代半ば、最初期のQueenを ドンピシャで知っているわけです。 しかしQueenというバンドには、 実のところほとんど思い入れがない。 今でいうビジュアル系のハシリみたいなところがあって 女子受けするバンドという印象が強かった。 何だかオペラライクな派手なコーラス、 大仰なアレンジが鼻についたし……。 当時の僕ら、ギター小僧の多くは同時代の パープル、ツェッペリン、ベックにクラプトンあたりを “神”と崇めていたと思います。 (思えばすごい時代だよね……) というわけでQueenの映画ができると聞いても、 当初はあまり関心がなかった。 知ってる曲もいくつかの“超有名曲”以外には、 あまりなかったし……。 しかし観てみたら……スゴいね、これは。 感動しました。 何といっても後半、ライブの場面のリアリティがすごい。 ギター弾きの目線で観ても、違和感がまったくない。 俳優はもともとのミュージシャンではないのに、 相当な練習を経て楽器をマスターしたらしい。 映画のなかで印象に残ったシーンは数多くありますが ひとつ、フレディ・マーキュリーの自宅(?)内のシーンで 壁に貼られていた金閣寺のお札。 バンドが不穏な雰囲気になるあたりでしたが、 フレディの背後に、この金閣寺のお札がはっきり映っていました。 たまたま映ったという感じではなく、 アングル、時間の長さともに、 すごく意図的に映されたことが明らかです。 フレディはかなりの親日家だったらしい。 映画のなかでもキモノをガウンのように羽織っていたし。 このお札、僕の仕事部屋に貼ってあるものですが、 実のところこれは金閣寺参拝の際の入場券です。 毎日目にしているこのお札が、映画館のスクリーンに現れたときは、 え〜っと驚き、次いで笑ってしまった。 京都のほとんどの社寺では参拝料として数百円を取ります。 多くは普通のチケットですが、金閣寺で受け取るのはこのお札。 僕が京都に行ったのはもう20年近く前になりますが、 このお札は部屋の壁にずっと貼ってあります。 ほかの社寺の入場券はすぐに捨ててしまったけれど、 「御守護」などと書いてあると、何やらもったいない感じで。 というわけで、映画のサントラを繰り返し聴き、 Bohemian Rhapsodyのピアノやギターのフレーズを弾いてみたりと いろいろ楽しんでいます。
by wilderness-otaru
| 2018-12-22 22:45
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