前回「最終章」と書いたのに、まだあんの!?
あるんです。 新潟を午後11時過ぎのフェリーに乗りましたが、 これは秋田経由の苫小牧行き。 連休の繁忙期、予約するのが遅くて 小樽行きが取れなかったのです。 小樽港から10分のところに住んでいるのに、 なんで苫小牧に……と悔やみました。 しかしこの船旅は実に快適でした。 新潟→小樽の便は早朝4時に着くのに対し、 新潟→苫小牧は朝7時前に秋田に入港、 1時間あまり停泊したのち、 苫小牧に向かうスケジュールです。 苫小牧着は17:20なので、 秋田出航後は日中、東北沿岸の風景をまぢかに望み、 北へと進む様子が船内からはっきり見られます。 南行きの便。 岩木山の姿がくっきりと望まれます。 岸から比較的近いところを進むので、 ケータイの電波もばっちりです。 (船内にwifiもあるけど使い勝手は今イチだった……) 位置情報を見ながら、国土地理院のサイトを開き、 風景を地形図と照らし合わせられるのが楽しいです。 右に北海道・白神岬、左に下北半島が見えています。 この海の底を、トンネルが通っているのが信じ難い感じ。 今、見ている海の下を、ちょうど新幹線が 走り抜けているのかもしれない。 今回の旅の大きな目的は北前船にまつわる 史蹟を訪ねることでした。 日本海岸を北上した北前船の船員たちも、きっと ここに来て遠めがねを覗きながら 「おお蝦夷地が見えたぞお〜!」と叫んだのかも……と想像します。 青函フェリーだろうか。 函館山のある半島地形がよくわかります。 背後には駒ヶ岳。 津軽海峡は船の往来が多いです。 吹く風が冷たくなり、「北海道に帰ってきた!」という感じがひしひし。 という具合で天気にも恵まれ、 海上からの風景を堪能できる船旅でした。 陸地を掘り下げて造った港で、 平坦な砂浜の中に、でっかいフェリーがゆっくりと進んで行くのが フシギな光景です。 苫小牧からわが家までは、約1時間。 これで北陸の旅レポは終わりです。
by wilderness-otaru
| 2019-05-27 12:36
| 北海道外のこと
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