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カテゴリ:小樽散歩( 351 )

小樽はやっぱり坂の街

手宮方面に行く機会がありました。
手宮公園の坂から市街地を見ると……。
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この坂自体がかなりの急勾配ですが、
そこから見る景色もまた急な傾斜地。
画面中ほど、右側が浄応寺の坂、左は十間坂です。
どちらも市街地に横たわる石山の裾野を越えるため急坂で、
十間坂の方は行き止まりとなります。

左側に画面をパンしてみると……。
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ここでは右端が十間坂。
左端の道路は日本郵船前の道路です。
明治初期にはこのあたりまで石山の裾野が延びていました。

今でこそ石山は全体が樹木に覆われて
こんもりと森のように見えますが、
昭和30年代の写真を見ると、山全体に木々はほとんどなく
険しい岩山だったことがわかります。

ところで写真を撮っている手宮公園の坂自体、
斜度22%の急坂です。
22%とは水平距離で100m進むあいだに
垂直高度が22m上がるということ。
これを角度に換算するには三角関数が必要だそうで、
文系人間には手ごわいところですが、
ネット上にはちゃんと自動計算してくれるサイトがあるので安心。
それによると22%の坂の角度は約12.4°。

実証するためこんな画像を作ってみた。
まずはカメラの水準器を見て水平を保ちながら
坂道を横から撮影。
それに描画ソフトIllustratorで12°の線を入れてみる。
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なるほど、ほぼ一致しました。

だから何だ?って感じですけど……。









by wilderness-otaru | 2019-08-02 11:55 | 小樽散歩 | Comments(0)

大型客船〈飛鳥Ⅱ〉入港

今日、たまたま通った中央通りからは
第三埠頭に停泊している大型客船の姿が、
視界に飛び込んできました。
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〈飛鳥Ⅱ〉です。
船が停泊している第三埠頭では明後日(7.26)から
おたる潮まつりが開催されます。
会場ステージの設営もほぼできているようで、
通りには提灯などが飾られています。
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通りの突き当たりに突如、
巨大なビルディングが出現したような風景です。

飛鳥は潮まつりの頃、小樽に来ることは過去に
何度かありました。
最初は2004年(初代の飛鳥)、次は2007年(飛鳥Ⅱ)と、
どちらもまつり期間中の来航で、この2007年のときは
船客60人が、ねりこみの踊りに参加したらしい。

その後、期間中に来ることはなく、
今回も今日1日だけの停泊です。
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今週末はまつりですが、天気が少々心配……。










by wilderness-otaru | 2019-07-25 00:13 | 小樽散歩 | Comments(0)

ダイヤモンド・プリンセス出港 (7.17.2019)

本日は大型客船〈ダイヤモンド・プリンセス〉が小樽に入港。
2〜3年前にはシーズン中、何度も来ていた船ですが、
今年は今日を含めて2回だけ。
18:00の出港時刻に合わせ、夕涼みがてら勝納埠頭に行きました。

今シーズン、大型客船を見るのは5月のコスタ・セレーナ 以来。
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出港はまぢか。
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ブリッジの上で大きな手が振られているの、わかるかな?
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船首に青い模様が描かれたのは2017年シーズンから。
個人的にはそれ以前の白地の方が好きだな……。
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船は函館に向かって出ていきました。

次に来るのは9月6日の予定。
その頃にはもっと暗い時間帯の出港になります。
それもいいね……。









by wilderness-otaru | 2019-07-16 22:38 | 小樽散歩 | Comments(0)

牡丹と芍薬 祝津・青山別邸の庭を見る

祝津は、いつもは海上を漕ぐところですが
この日は陸上から。
自転車だったので、漕ぐには変わりないか……。

青山別邸の牡丹と芍薬が見頃だと聞いて
寄ってみました。
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青山別邸の館内は有料で公開されていますが、
庭だけなら無料で見られます。
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牡丹と芍薬は似ていますが、
はっきりした違いがあります。
「牡丹は木、芍薬は草」と聞けばわかりやすい。

この庭では牡丹はやや盛りを過ぎたところ、
芍薬はまだつぼみで、開花はこれからという感じでした。

青山別邸は鰊漁家の青山家が建てた豪邸で、
贅を尽くしたつくり。
完成は大正12年とあるから、
鰊漁はもう全盛期の終焉が近い時代です。
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屋根にはシャチホコが乗っていますが、
よく見ると違う形もある。
右側は弁財船を象ったものだろうか……。

拡大してみます。
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古い建物に特有の、歪みのある板ガラスも目を引きました。
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この映り込み、芸術的。
こんなガラスを作るところ、もうないだろうな。
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by wilderness-otaru | 2019-06-03 12:48 | 小樽散歩 | Comments(0)

天狗桜が咲いた

街なかの桜がほぼ終わったところで、
天狗山のロープウェイ山頂駅付近にある桜が
開花を迎えます。
天狗山の標高は532.5m、
桜の木があるのは470mあたり。
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周辺にはヤマザクラの木が10本ほどありますが、
そのなかの1本が「天狗桜」として有名です。

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▲周囲の山は春紅葉がきれい。
遠くに見える、まだ雪の残る山は
春香山の西側斜面だと思う。
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桜の木の傍には大きな雪山。
“お立ち台”として残してあるようです。
登りたくなります。
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この日は空気がクリアーで、
増毛の山並みもくっきりと見えました。









by wilderness-otaru | 2019-05-12 23:17 | 小樽散歩 | Comments(0)

2019小樽、「令和の桜」は

2019年、10連休となったゴールデンウィーク。
その間には平成から令和へ、元号の移り変わりという
イベントもありました。

5月3日まで“本州遠征”で小樽を離れていましたが、
帰ってすぐの4日、晴天に恵まれたこともあり、
ちょうど見頃の桜を求めて、市内をひとまわりしました。
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▲まずは潮見台浄水場。
ここは桜の名所というわけではなく、
敷地周辺に数本の木があるだけです。
しかし古風な建物の取り合わせがおもしろく、
数年前に見つけて以来、桜の時期にはよく立ち寄ります。
昭和初期の建物が、いい風情。

実のところ、ここはすでに浄水場として使われていません。
建物も役割を失い、傷みが目立ちます。
廃止された建物を、わざわざお金を掛けて
直すことはしないのだろうけれど、
何かもったいないな〜。

▼次へ。
天神の天満宮。
梅も混じって彩りがきれいです。
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▼奥沢の住宅地のなかにある並木。
花の苗を育てる農園があり、
その敷地の周りに、多くの桜が並んでいます。
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遠くの山では「春紅葉」が色付いているのも、いい感じ。

▼入船の天上寺。
ここはよく知られた名所です。
多くの人が訪れていました。
道路を隔てた住宅地の斜面から見るのもいい。
よそのお宅の前なので、ちょっと失礼しますと言いつつ、
階段に上がってみます。
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▼最後は“王道”、手宮公園。
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かなりの賑わいでした。
道幅が狭いのに加え、路肩に停めるクルマも多く、
道路は大渋滞。クルマは下に停めてきて正解でした。
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今シーズンの桜の見頃は5日まで。
6日には多くが散っていました。
また来年……。










by wilderness-otaru | 2019-05-09 11:08 | 小樽散歩 | Comments(0)

新紙幣に採用、渋沢栄一と小樽

紙幣のリニューアルが発表されたのは4月9日。
新聞では夕刊に第一報が載りました。

新1万円札に使われる肖像画は、渋沢栄一。
明治時代後期から昭和初頭にかけて
全国各地にさまざまな事業を興した実業家です。

小樽では運河沿いに「渋澤倉庫」の名を冠した建物が現存します。
旅行ガイドブックなどで小樽運河を紹介する
最も典型的なアングルの写真にも、
この建物はほぼ必ず写ります。

渋沢ゆかりの会社が多数あるなかで
社名に「渋澤」が付く現存の企業は数少ない。
ここでは人気観光スポットのど真ん中に
社名が記されているのだから、これはなかなかレアです。
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新紙幣関連のニュースでは、きっと
この建物が話題になるだろうと思っていましたが、
あれ〜?? 意外にも北海道新聞の記事でもゆかりの企業として
北海道ガス、函館どつく、サッポロビールなどを
紹介しただけで、小樽の渋澤倉庫は完全にスルー。

全道版はともかく、小樽版で渋澤倉庫は外せないでしょ……と思っていたら
本日、11日の朝刊の小樽版にようやく、関連記事が出ました。
運河沿いに倉庫が2棟、北運河に1棟、さらに
渋澤が設立に関わった第一銀行の旧小樽支店と、
市内に計4つ、渋澤ゆかりの建物があるという内容。

実は埠頭にもう1棟、倉庫があるから
計5つなんですけどね……(後述)。
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運河沿いの2棟がこれです。
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倉庫が建つ埋立地は大正12年に竣工し、
倉庫は12〜13年に建てられたものとみられます。
大正15年発行の地図を見ると、この埋立地に
渋澤倉庫の名が記されているので、
埋立て当初から渋澤倉庫が、ここに立地していたことは
間違いなさそうです。

社名とともに記される「印(しるし)」は
和楽器の「鼓」を立てた形に見えることから
「立鼓(りうご)」と呼ばれたもので、さらに
横に帯が入っていることから「オビリウゴ」の
呼び名もあったらしい。
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運河沿いの倉庫2棟はどちらも飲食店として使われていますが、
ここにも「オビリウゴ」の印が記されています。

▼もう1つ、北運河沿いにある渋澤倉庫の建物がこれ。
今日の北海道新聞の記事には
この建物の写真が載っていました。
ただし「渋沢」の文字も、オビリウゴの印もありません。
運河沿いの倉庫の方が、絵になると思うのだけどね……。
なんといっても「渋沢」の文字が入っているし。
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2棟の石蔵の上に大屋根を架けて
ひと続きにした形の建物です。
向かって右がPressCafe、左側がライブハウスGoldStoneとして
使われています。
建物は明治25年頃に落成していて、建て主は
遠藤又兵衛(小樽警察署の並びに屋敷が残っています)

渋澤倉庫が小樽に進出したのは大正4年で、
そのときにこの建物を取得したようです。
遠藤の店は経営不振に陥って、この倉庫を手放したのだとか。

第二号埠頭の基部にも「渋澤倉庫」はあります。
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あまり一般の人が立ち入らない場所だから、
気付かれないのかもしれない。
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大きな建物ですが、埠頭上の他の倉庫と同様、
使われている気配はなく、少々荒れ気味に見えます。
それでもオビリュウゴの印はくっきりと。


もうひとつ、建物として目に見えるものではないけれど、
小樽と渋沢栄一の接点といえるのが、
函館から小樽に至る「北海道鉄道」。
現在の函館本線の一部となる路線です。
明治29年に「函樽鉄道」として会社が設立されますが、
このときに設立発起人となったのが渋沢栄一。

函館〜小樽の路線は、日露戦争に備えた
軍事輸送の目的が加わって短期間に工事が進み
明治37年10月に全線開通します。
明治40年7月には国有化されますが、
買収の条件は会社にとって厳しい内容で、
損失だけが残る不本意なものでした。









by wilderness-otaru | 2019-04-11 14:59 | 小樽散歩 | Comments(0)

桜町から潮見台へ

桜町から潮見台方面へ歩いてみた。
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自動車は通れません。
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お地蔵さん、といっていいのだろうか。
小さな石仏と石碑が建ってました。
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高台の細い道から、こんな風景が見られます。
なんだかほのぼのする眺めです。
この場所は数年前に見つけましたが、
青い屋根の小さな家は、ずっと変わらないまま。

あ、広い土地に建っているので
「小さな家」との印象がありますが、
実際はけっこう大きいですね。
古風だけど、よく手入れされている感じ。
きっと昔はまわりがみんな、農地だったのだろう。
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このあたり、”起伏感”がすごい。
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潮見台へ下る道は階段。
もちろん'peds only'。





by wilderness-otaru | 2019-04-10 23:04 | 小樽散歩 | Comments(0)

勝納川の鯉のぼり 生みの苦労も……

毎年5月の節句が近付く頃、
若松町、新富町にかけての勝納川で
川の上に架けられるたくさんの鯉のぼりが
風物詩となっています。

この日は街なかを歩いていましたが、ちょうど、
鯉のぼりを設置しているところに遭遇。
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架けられた状態は毎年目にしますが、
作業を見るのは初めてです。

町会の方に聞いたところ、
「今年でもう17年目。正直やめたいけど、
やめるにやめられない……」と苦笑気味。
始めた頃はまだ若かったけど、
みんな年取っちゃったからね〜と。

昨今、町内会でも役職のなり手がない、
という話はよく聞きますが、ここでもやはり。
鯉のぼりの作業は、川沿いの柵を乗り越えたり、
高いはしごに上がったりするので、
確かに大変そう。危険でもあります。
見たところ作業に関わる人の多くは
けっこうなお年のようでした。

設置作業だけでなく、あらかじめ
川原の草刈りをし、鯉のぼりの補修をし、
という作業もあるのだそうです。

今まではできあがったところだけを見て、
きれいだ壮観だ、と言ってましたが、
生みの苦労も大きいことを実感した次第です。
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南樽市場から上流側はすでに完成してました。
このとき、作業開始から約2時間半とのこと。
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by wilderness-otaru | 2019-04-08 10:35 | 小樽散歩 | Comments(0)

残雪の候、手宮富士に登る

小樽市街の北側にある小高い山。
中心部と手宮地区との境にあることから
「手宮富士」と通称されます。
また岩がちな山であることから「石山」とも呼ばれ、
それが町名にもなっています。
また山の東側では地主の名から「荒巻山」とも。
(この荒巻家はSF作家として高名な荒巻義雄氏の生家でもあります)

と、通称はいくつかありますが、
国土地理院の地形図に名前は記されていなく、
公的な呼称はない、ということになります。
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名前はともあれ、市街中心のすぐ近くで、
展望はすこぶるいいです。
山頂からは南側、小樽駅方面、北側の長橋、赤岩方面と
どちらも広く見渡せます。

この日は有志(?)の集まりで、計8人。
雪解けの早いこの春ですが、ちょうど前日までに降雪があり、
数cmながら積もって雪景色となりました。
出発後、石山中学の跡地を通って登ります。
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この日のメンバーは全員小樽在住ですが、
それでもこの円形校舎を初めて見る人もいました。
道路から奥まった場所にあるため、
存在があまり知られていません。
珍しい“メガネ型”の建物に見入ります。

何か活用できればいいんだけどね〜
と話はいろいろ弾みます。
しかし建物は昭和31年の稲穂大火後、わずか1年半で即製され、
そこからすでに60年。荒廃が進むうえ、
耐震強度が保たれないという大きな弱点があるため、
残念ながら再利用は現実的でありません。
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登るにつれ、視界はどんどん広がります。
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雪解けが早いので、すでにササが立ち上がり、
けっこう歩きづらい箇所が多かった。


頂上に到着。
山頂部は意外に複雑な地形で、
大きく谷間がえぐるような姿です。
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ちょうど雪が降ったあとなので、
いい具合の雪景色となりました。
数日前だったら街並みに白色はほとんどなく
まったく違った眺めだったはず。

みんな地元民だから、あそこに見えるのが
何だかんだ、あーだーこーだと言いつつ盛り上がるのも
また楽し。
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山頂には三角点もあります。
ただし標石はあるものの、現在は使われていなく、
地形図に載っていません。
いつまであったのかはわかりませんが、
昭和61年の地形図を見たら、一等三角点として
146.5mの標高が記されていました。
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ちょうど塩谷方面から下り列車がやってきた。
“鉄っちゃんポイント”としても、いいかも。
(実際、『SLニセコ』が走っていたときに、中腹まで登ったことあります。
雪の時期ではないのでヤブ漕ぎで、めっちゃ大変だった……)

……という具合に軽い登山でいい眺めを楽しみました。
市街地の展望地としてはすばらしいポイントなのだけど、
今では山全体がヤブに覆われ、積雪期以外に登るのは
ほとんど不可能です。
今シーズンは今日が最後かな。

ヤブを苅って道を開けば通年登れるのだけど、
できないものだろうか……。









by wilderness-otaru | 2019-03-24 13:03 | 小樽散歩 | Comments(0)