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羆嵐(くまあらし)

天売島の帰り、立ち寄ったのが苫前町にある《羆事件》の跡地です。
大正4年、この地で1頭のヒグマが開拓村を襲い、
多くの死傷者を出すという事件がありました。
吉村昭の小説《羆嵐》に詳しく書かれていて、
一度は訪ねてみたい場所ではありましたが、
海沿いの国道から30km近くも入った場所なので、
これまではわざわざ行く機会を逸していました。

ようやく訪ねた現地は、案の定、何もない山の中。
ただ当時の開拓小屋を再現した小さな建物と、
そこに襲いかかる巨大クマが置かれていました。
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場所自体はどうということのないところだけれど、
こんな奥地にまで開拓民が入っていたということ、
こんな粗末な小屋で冬を乗り越えていた、という事実に
感じ入るものがあります。

ガオ〜
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けっ、こんな作り物はこわくない。
しかし……
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本物は困る。
長居はせずに帰り道につきました。

帰ってしばらくして、また《羆嵐》を読み返しました。
重たい迫力があって、好きな作品です。







# by wilderness-otaru | 2011-07-08 14:01 | 北海道の各地 | Comments(0)

すごいぞ天売島!

利尻・礼文をあとにして、稚内周辺などもいろいろ回ってきましたが、そこは省略。
次の島は天売・焼尻です。

天売島といえばなんといっても「海鳥」。
断崖風景をバックに飛び回るウミネコの姿がすばらしい。
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◆数十万のウトウの飛翔!
天売といえばこの時期の見ものが、ウトウの帰巣シーンです。
普段は海上で暮らしているウトウが、繁殖期だけはヒナにエサとなる小魚を運ぶため
陸地の巣穴に帰ってくる。

見られるのは日没時で、この時間に合わせてツアーが行われています。
ウトウ保護のため、個人での訪問は控え、ツアーでの見学が推奨されています。

地面に開いているのはウトウの巣穴です。
薄暮のころになると、ウミネコが集まってきます。
ウトウが持ち帰る小魚を横取りするためです。
ここが夜の壮絶なドラマの始まり。

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暗くなるにつれ、空を飛び交うウトウのシルエットが増えてきた。
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この地で子育てをするウトウはなんと、推定で60〜80万羽!
頭上をひっきりなしに飛び交い、ときには見ている人間の頭上すれすれを
羽音も高らかに飛んで行ったり。
思わず首をすくめます。

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近くで見ると、ウトウはこんな鳥です。大きさはハトくらい。
何十匹も魚をくわえていることもあります。
この魚を横取りしようと、巣穴付近にはウミネコが待ち構えていて
ところどころで激しい争奪戦も起こります。
ときにはウトウどうしでの取り合いも。

なお天売でのウトウ見学の際、カメラのストロボ使用は禁止ではありません。
ただしあまり近付いたり、同じ鳥に何度も照らすのは控えます。

僕は、このツアーに参加するのがおととしに次いで2度目ですが
実に感動的です。
日本に、自分の住んでいるところからそう遠くない場所に、
こんなすごい自然の光景があったのかと。

ウトウの帰巣が見られるのはおおむね7月半ばくらいまで。
帰巣は日没時なので、島での1泊が必要です。
最近ではウトウを目的に島を訪れる人が増えているらしい。
泊まった宿のご主人は「ありがたいですね」とにっこり。

前回の宿も、今回泊まったところも、食事は海の幸たっぷりで大満足でした。
ただ、ツアーの前に早めの夕食をとるので、のんびり一杯やりながら、
というわけにはいきません。
でもいいのだ。
見るべし、ウトウ!
# by wilderness-otaru | 2011-06-23 23:43 | 北海道の各地 | Comments(0)

利尻島をあとに

島を離れるときになって、ようやく天気は好転。
帰りのフェリーから初めて、利尻山のてっぺんまで
すっきりと見えました。まだこんなに残雪があったのか……
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これから稚内へ。
そのあとも旅はまだまだ続きます。
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利尻・礼文の画像、いろいろありますが
雑誌の発刊日を過ぎたらまた、
いろいろ出してみたいと思います。
# by wilderness-otaru | 2011-06-11 11:19 | 北海道の各地 | Comments(0)

礼文島にて

礼文島に来ました。
しかし天気が悪い。 困ったね。
某旅行誌の取材で来てるのだけど、
これじゃあ絵にならない。

困り果てながら島を彷徨いつつ
偶然訪ねたのが、澄海岬の入口にある
「アトリエ・仁吉」。
木彫の工房であります。

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話してみれば仁吉さんは住まいを小樽に持っていて、
夏だけ礼文に来ているのだそう。
秋になったらぜひ小樽で会おう! と盛り上がってお店をあとにしました。

さあ、これから利尻だ。
# by wilderness-otaru | 2011-06-04 20:43 | 北海道の各地 | Comments(0)

カッコー

まるで6月に入るのを待っていたかのように
早朝からカッコーの声が響いてきました。

6月1日朝5時、さあ今シーズンの鳴き声、解禁です!

……という取り決めが、カッコーの世界にあったりして。

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ベランダから見る風景です。
これぞ初夏、という爽やかさ。
でも、まだ朝里岳には雪がたっぷり残っています。

明日から数日間、取材の旅へ。
その準備と、それまでにやっておかなければならないことがいっぱいで
今日はたいへん……。

ま、爽やかにいきましょう、爽やかに。
カッコー……
# by wilderness-otaru | 2011-06-01 08:56 | 小樽散歩 | Comments(0)