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小樽市総合博物館 公式ガイドブック発刊

『小樽市総合博物館公式ガイドブック』
改訂新版を発刊しました。

ガイドブックは2010年から弊社で発刊していて、
今回が3版目となります。
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今回の改訂では蒸気機関車のイラストを一新したのが大きなポイントです。
従来は外部の作者から作品を提供していただいていました。
そのため各形式の一般的な姿を描いた絵となり、
博物館の展示機とは細部において異なる点がありました。

今回はオリジナルの絵を描き起こしたことで、
展示機の特徴をイラストに反映させることができました。
C12 6のリアタンク、C55 50の密閉式運転室など。
またアイアンホース号、大勝号は今回から
新たにイラストが登場です。


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作画はIllustratorを使って自分でやりました。
緻密な作業で時間は掛かりますが、けっこう楽しかった。
凝り出せばキリがなく、これで完全!とはいきませんが、
何とかできるものだな……と。
機関車のメカニズムを確認するうえでも有用な作業でした。

本文の内容の一部をご紹介します。


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▲C12 6の現役時代の写真は今回新たに掲載。
昭和40年代の鉄道写真のウェブサイトでこの画像を見つけ、
管理者の方に提供をお願いしたところ
快諾をいただきました。
小さな機関車ですが、手宮駅構内で石炭貨車を牽く姿が勇ましい。
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全体に文字量が増え、地図や図解を増やすなどして
解説が従来以上に詳しくなりました。

900円+tax、小樽市総合博物館・運河館の各売店で販売しています。









# by wilderness-otaru | 2019-06-20 11:28 | 出版物のご案内 | Comments(0)

銭函の木材工場、新宮商行のこと

弊社で編集・制作を手掛ける
北海道新聞小樽版別刷りの月刊紙『新 ねっとわーく小樽』、
6月号の特集は「銭函」。
この町は過去にも何度か取り上げていますが、
今回のストーリーの中心は「新宮商行銭函工場」です。

新宮商行は明治38(1906)年に創業した
木材加工・販売の老舗企業です。
国内では早い時期に合板の製造を始め、
そのために昭和10年、開業したのがここ銭函工場です。

工場敷地内は通常、立ち入ることができませんが、
道路からもわずかに見える古風な建物が、
かねてから気になっていました。
そこで5月中に取材を申し込んで、特集記事が実現しました。
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広大な敷地内には、さまざまな加工や製造を行う
いくつもの建物がありますが、なかでも事務所棟の
風格ある姿が印象的です。

樺太にあった女学校を移設したものといわれ、
詳細は不明ながら、昭和初期の建築のようです。
下見板張りの建物は手入れが行き届き、美しい姿。
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工場内も見学させていただきました。

この号が発刊されたのは6月15日(土)でしたが、
ちょうどこの15・16日の2日間は、工場を会場としたイベント、
『もくもくマーケット』が開催されました。
新宮商行が販売を手掛ける薪ストーブの展示、
チェーンソーアートの制作実演、
雑貨などいろいろなショップの出店など
盛りだくさんの内容でした。

以下は15日の会場風景です。
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# by wilderness-otaru | 2019-06-17 16:58 | できごと | Comments(0)

美瑛 「青」と「白」も

道立旭川美術館でミュシャ展を見ましたが、
せっかく旭川まで来たのだからと、
1泊して美瑛方面まで足を延ばすことにしました。

美瑛といえば、これですね。
白金温泉に向かう途中にある「青い池」。
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特にここ数年、異様なほど人気が高まり、
観光シーズン中にはクルマの大渋滞が起こることもあるらしい。
このときはまだ早朝で、日射しが入らないため、
ぱっとしない色合いです。
その替わり、訪れる人も少なくて静か。

それにしてもこの池、防災の目的で砂防ダムを造ったところ、
思わぬ形で水が溜まってできたものです。
生えていたシラカバなどの木は
水没によって立ち枯れ、これまた思わぬ景色を生み出した……。

池の成り立ちを解説する看板が設けられています。
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右側、「流下する」で画面が切れていますが、このあと
「泥流をせき止め、下流を守る役割を果たします」
と続きます。
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堰堤部分はこんな具合。
これを見ると、な〜んだという感じ。

まあ、たったこれだけのものなのだけど、
思わぬ形でブレークして、あっというまに
大勢の観光客が訪れるようになったのだから
地元としては思わぬ奇貨を得たというところか。

ま、成り立ちがどうであれ、
きれいな景色と思うのは人それぞれでいいのだけど……。
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この先、白金温泉には「白ひげの滝」と呼ばれる滝があります。
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この滝は、地層の間から水が落ちる「川なし滝」。
火山の土石流で封じ込められた川が
ここから流れ落ちているわけで、
十勝岳の噴火を幾度も経験している
この地らしい地形といえるわけです。

そもそもこの滝を見る場所となる橋も、
土石流など災害時の避難経路として使われることを
想定して造られたものです。

そのあとは十勝岳をまぢかに望む望岳台に寄り……
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平地に下り、美瑛らしい丘陵の風景を見ながら帰路につきました。
山の残雪と新緑、どこを見てもきれいです。

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# by wilderness-otaru | 2019-06-11 10:48 | 北海道の各地 | Comments(0)

旭川、神居古潭駅の跡

10日ほど前になりますが、
旭川方面に行ってきました。
いちばんの目的は道立旭川美術館で開催中の
ミュシャ展を見ること。

往路には神居古潭に立ち寄りました。
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旭川は盆地の中に位置していますが、
周辺の丘陵地帯が切れ込んで、
石狩川が西向きに流れ出しているのが、ここです。
峡谷地形で、古くから景勝地として知られた場所。

河原のあちこちに敷物を広げ、
ピクニックを楽しむ人を写した
昭和30年代の写真を見たことがあります。

橋を渡ったところにかつての神居古潭駅の建物が
きれいな状態で保存されています。
駅舎は明治43年に建てられたもの。

この区間の函館本線は電化・複線化のため
昭和44年10月1日に長大なトンネルをもつ新線に切り替えられ、
神居古潭駅を含む旧線は廃止となりました。
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ホームもそのまま残っています。

駅構内には3台の蒸気機関車が保存されています。
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先頭は9600型の29638。
それに続くのはC57型のラストナンバー、201号機。
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昭和44年9月30日、旧線が使われる最終日に
さよなら列車を牽いたのが、このC57 201号機でした。

さらにその後ろにはD51 6号機。
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半流線型、俗に言うナメクジ形ですね。

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駅舎も機関車も手入れが行き届き、
保存状態がとても良好です。
旭川方面に来るときは、たまに立ち寄る
好きな場所です。








# by wilderness-otaru | 2019-06-10 15:24 | 北海道の各地 | Comments(0)

牡丹と芍薬 祝津・青山別邸の庭を見る

祝津は、いつもは海上を漕ぐところですが
この日は陸上から。
自転車だったので、漕ぐには変わりないか……。

青山別邸の牡丹と芍薬が見頃だと聞いて
寄ってみました。
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青山別邸の館内は有料で公開されていますが、
庭だけなら無料で見られます。
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牡丹と芍薬は似ていますが、
はっきりした違いがあります。
「牡丹は木、芍薬は草」と聞けばわかりやすい。

この庭では牡丹はやや盛りを過ぎたところ、
芍薬はまだつぼみで、開花はこれからという感じでした。

青山別邸は鰊漁家の青山家が建てた豪邸で、
贅を尽くしたつくり。
完成は大正12年とあるから、
鰊漁はもう全盛期の終焉が近い時代です。
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屋根にはシャチホコが乗っていますが、
よく見ると違う形もある。
右側は弁財船を象ったものだろうか……。

拡大してみます。
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古い建物に特有の、歪みのある板ガラスも目を引きました。
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この映り込み、芸術的。
こんなガラスを作るところ、もうないだろうな。
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# by wilderness-otaru | 2019-06-03 12:48 | 小樽散歩 | Comments(0)