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後志自動車道 新しい高速道路ができた

先日12月8日に小樽から余市方面に行く
新しい高速道路「後志自動車道」(北海道横断自動車道)が開通しました。

さっそく気になるのは国土地理院の地形図です。
今ではウェブサイトで地形図を簡単に見ることができますが、
こうした大きなインフラの変化があるときに、
地形図のアップデートは実に早い!

最近では留萌本線の留萌〜増毛間が廃線になったとき、
翌朝に確認したら、すでに地形図から線路がきれいさっぱり
消えていました。

今回、後志自動車道の開通は8日の15:00でしたが、
その1時間後くらいにサイトを見ると、ちゃんと地形図に
自動車道が描かれていました。
15時ぴったりに新データをアップロードしたのだろうか……。

道路開通前の地図を残しておきました。
余市インターチェンジ付近で見ると……。
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▲これが開通前。
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▲これが開通後。



ところでこの道路、わが家のあたりから見えるのです。
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画面上の方、雪で白く見えるのが高速道路の法面です。
右が余市方面。
クルマのヘッドライトがかすかに線を引いているのが、
わかるかな……。
進路を示す標識の緑色が雪面に反射しています。

このあたりの地形図がこれ。
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写真に写っているのは余市方面から来た高速道路が、
小樽インター方面と札幌方面に分岐するあたり。
緑の標識があるのは、それを示すためでしょう。

この地形図を見てもわかるとおり、
小樽市街から来た札樽道は、新しい道路に繋がっていないのですね。
最寄りの朝里インターから高速に乗っても、
余市方面には行けません。

余市から札幌方面へ直行する際には
メリットが大きいと思われる道ですが、
小樽の街なかから余市方面へ行くとなると、
いったん銭函インターまで行かなくてはならない。
余市に行くためにわざわざ銭函まで走る、なんてことは
誰もしないよね……。

僕としてはあまり、この道を使うことはなさそうです。
ま、そのうち機会があったら使ってみるかも。
余市方面からの帰路とかね。
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全体で見ると、トンネルと橋が多いです。
特に毛無山と天狗山の下をくぐる
長いトンネルが目立ちます。
また朝里川温泉付近で朝里川の谷間を、
天神付近では勝納川の谷間を、
それぞれ高く長い橋で跨いでいます。

今回開通した小樽〜余市23.3kmのうち、
約50%がトンネルと橋だそう。
いかにもおカネがかかっていそう。

まだ走っていないからわからないけれど、
どのくらいのクルマが通っているのだろう。
上の写真を撮影したのは午後10時過ぎでしたが、
通るクルマは数分に1台という具合。
夜空の流星並みに希少な感じがしましたね(笑)







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by wilderness-otaru | 2018-12-12 00:08 | できごと | Comments(0)

浜益・黄金山に登る

石狩市、旧浜益村のエリアにある黄金山(こがねやま)は、
とてもユニークな形をした山です。
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富士山にも似て整った円錐形の山容ですが、
何だかマンガに出てきそうな姿でもあります。
(マンモスの後ろでモクモクと煙をあげている火山、みたいな……)
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浜益から新十津川方面に向かう
国道451号に入り、約7km。
登山口へは林道を4kmほど進みます。

黄金山に登るのは10数年ぶりです。
前回は小学生の小僧2人を含むグループで
賑やかに登ったっけ……。

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紅葉で色付いた樹林帯を進むと、
目指すピークが見えてきた。
ここからは急登となります。
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けっこうな斜面を直線的に登る。
ロープが設けられた箇所もいくつかあり。
急ではあるけれど、荒れたところはなく
歩きやすいといえます。

山頂部に到着しました。
スタートから1時間半ちょっと。
そう長い道のりではなかったです。

岩がゴロゴロした山頂部は
狭く、かなりの高度感があります。

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黄金山の山頂部はツインピークになっていて、
上の写真で向こうに見えるのが、
三角点のある“公的な”山頂です。
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ただしこちらの方が狭いうえ、
周囲に木立があって、見晴らしはやや劣ります。

それにしても山頂部全体が、切り立った岩場で
なかなかスリリングです。
高所恐怖症の人は足がすくむかも……。
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山頂の北側、群別岳(“くんべつだけ”と読みます)
暑寒岳、南暑寒岳など
増毛山地の山々がくっきりと。
どれがどの山か、よくわかんないけど……。
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山頂部にはこんな岩壁がありました。
まるで人が造った石垣みたいです。
柱状節理の一種だろうか。

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帰路はもと来た急斜面を下ります。

山頂でゆっくり過ごしましたが、
所要は往復で4時間くらい。
比較的手軽に登れ、景色もいい。
楽しい山です。

ところで「黄金山」という名前は、
どのように付けられたのだろう。

家にある本で調べたかぎりでは
この山の一帯では明治35(1902)年に、
黄金村が発足しています。
文献には「伝説の黄金山にちなんで……」
とありますが、山自体の命名の由来は不明。
黄金村自体もわずか5年で浜益村に編入され、
その名が消えてしまう。

山からの帰り、今春に開業した厚田の道の駅に寄ったところ、
館内には地域の歴史などに関する
充実した内容の展示コーナーがありました。
そのなかに黄金山に関する解説パネルもあり、
それによれば「アイヌ文化にまつわる景勝地として
国の名勝“ピリカノカ”の構成資産の1つに指定されている」
とのこと。

北海道教育委員会によるピリカノカの解説資料には、
山のアイヌ語名は「ピンネタイオルシペ」すなわち
「樹叢の平原の中にそびえる雄山」。
ユーカラに少年英雄として登場する
ポイヤウンペの拠点としての伝承を育み、
アイヌの人々を長く守護し続けたといわれています。

とありました。
この山は聖地、崇高な場所だったようです。

あ、それから道の駅の展示によると
黄金山の本体は約700万年前〜170万年前に
地下から上昇してきたマグマが冷えて固まった
板状の溶岩、だそう。

整った円錐形ではあるけれど、
火山の噴火でできたわけではない……
ということがわかりました。

なかなかタメになる道の駅でした。


山頂からの展望は動画でどうぞ。














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by wilderness-otaru | 2018-10-24 00:27 | アウトドア | Comments(0)

紅葉を見に 定山渓〜豊平峡編

紅葉が見頃の10月中旬、ニセコに続いて
定山渓に行ってきました。
朝里峠を越える道道1号は、
小樽市街を出たあとは信号が1つもなく、
快適に走れます。
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途中「さっぽろ湖」の畔からの眺め。
晴れて無風、水面は波もなく鏡のようです。
何度も通っている道だけど、
これほどのコンディションは珍しい。
ゴツゴツとした“ジョウテン”(定山渓天狗岳)の姿が
すっきりときれいに見えました。
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釣り人のボートが進んできた。



このあとは豊平峡へと足を伸ばしました。
ダム湖へは一般車の乗り入れができず、
手前の駐車場から電気バス、または徒歩で行きます。
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ここに来たのは去年に続いて2度目ですが、
今回は徒歩を選択。歩くのは約2km、
大した距離ではありません。

ただし歩く距離の大部分はトンネルです。
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トンネル内はひんやりして
結構寒かった……。

2つのトンネルのあいだ、1カ所だけ
地上に出る区間があり、
そこが展望スポットになっています。
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「九段の滝」と名付けられた滝が
橋の下まで流れ落ちていきます。
これを見られるのは歩いた人だけです。
バスは一応、徐行してくれるみたいですが……。

ダムに到着したら、あれ!?
途中までは晴れだったのに、雲が出てしまった。
日射しがないと、紅葉の輝きが全然なく、
写真的にはだいぶ劣ってしまいます。

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写真はともかく、きれいな紅葉風景を
楽しむことができました。

このあと定山渓の豊平川でカヤックを漕いだのですが、
そちらは次の投稿で。












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by wilderness-otaru | 2018-10-17 14:20 | 北海道の各地 | Comments(0)

紅葉を見に  ニセコ編

先日は所用もあってニセコ方面へ。
ちょうど紅葉シーズンだったので、
パノラマラインを回ってきました。
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蘭越の市街を見下ろす風景。
山はいい感じに色付いています。
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チセヌプリのあたり。

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大湯沼。
硫黄泉の泉源で、硫黄臭が立ちこめています。

余談ですが、実のところ硫黄は無臭で、
一般に硫黄臭といわれる匂いは
硫化水素のものらしい。

しかしまあ、「硫黄の香り」といえば
温泉情緒があるけれど、
「硫化水素の匂い」と聞いたら
何やら危険で息苦しくなる感じ。

旅行雑誌などの温泉に関する記事で、
硫黄の香りという表現はよく使われますが、
上記のような“化学的な正確さ”にこだわる編集者も、
たま〜にいて、ちょっと困ります。
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このあと、紅葉名所の神仙沼を通りましたが、
駐車場が満杯で、路上にまでクルマがびっしり。
沼めぐりの遊歩道も大混雑なのだろうと、
立ち寄らずに通り過ぎました。













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by wilderness-otaru | 2018-10-16 11:19 | できごと | Comments(0)

地震!! 2018.9.6

2018年9月6日、北海道は大変な日になりました。
4日夜から5日朝にかけて、
北海道の西側を台風21号が通過。
強風による被害を残して過ぎ去ったと思ったら、
6日未明の午前3時8分、胆振地方の
厚真・安平付近を震源とする大地震です。
震源付近で記録した震度7は、
北海道では過去最大らしい。

こちら小樽は震度4(もっと強く感じたが……)
大した被害はなかったようですが、
大変だったのはそのあとの停電。
北海道全域で電気の供給が止まりました。

電力の完全復旧には1週間くらいかかるという
予想もあり、さらに水道が止まった地域も
あったようです。

午後になって近所のコンビニに行ってみたら……。
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薄暗い店内の棚はからっぽ。
スーパーやコンビニは、早朝から行列だったそう。

数日は電気なしの生活になることを覚悟していたけれど、
我が家では幸いにも午後5時くらい、
ちょうど日没が近づいた頃、電気が点きました。
復旧の状況は地域によって差があったようです。

「あって当たり前」と思っている電気の
ありがたみを痛感した1日でした。







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by wilderness-otaru | 2018-09-07 00:00 | できごと | Comments(0)

龍宮神社例大祭(2018)


毎年6月20〜22日は龍宮神社の例大祭。
まずは20日午後5時の宵宮祭を
見てきました。
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社殿内で行われる儀式を外から拝見。
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このあと奥の扉が開かれ、
御神体の鏡が姿を現しましたが、
もちろん撮影は遠慮します。

ついで翌21日。
午後2時30分から神輿の宮出しが行われます。
それに先立ってお稚児さんの行列が境内に。
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その後、神輿が境内に入場。
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担ぎ手の中心は地元の「龍祭会」。
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各団体が終結して祈祷、
その後、神輿が担ぎ上げられます。
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急な階段を慎重に下り、
そこからが威勢のいい渡御の始まりです。
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見たのはここまで。
仕事に戻らねば……。





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by wilderness-otaru | 2018-06-22 12:07 | できごと | Comments(0)

桃内〜忍路の国道5号 新ルートが早くも地形図に!

小樽市内の国道5号、桃内〜忍路の区間が
2018年3月17日(土)15:00をもって
新ルートに切り替えられたことは、
先日も書きました。

この新ルートは国土地理院のサイトで見られる地形図に、
早くも反映されています。
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下は切り替え前のルート。

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地図は国土地理院ウェブサイトより転載(2点とも)。


こうして見ると、違いが一目瞭然。
大部分がトンネルの、
いかにも素っ気ないルートになったことが
よくわかります。

ちなみに国土地理院ウェブサイトの地形図閲覧画面は、
私が非常に重宝している情報源。
仕事上での調べ物のほか、
登山、カヤックなどアウトドアでの行動用に、
ものすごーく、ひんぱんに利用します。

ウェブ上で見られるようになってから、
その更新の速さは驚くほどです。
一昨年12月、留萌本線の留萌〜増毛間が
廃止になったときも、
翌日には地図上から線路が消えていました。

今回も多分、修正は早いだろうと思っていましたが、
やっぱり。
道路が完工する前にちゃんと、
測量・調査ができているのですね。

たまたま外出していて見られなかったけれど、
道路が切り替わる17日の午後3時きっかりに
地図を更新したのではないか、とも思えるくらい。
(ずっとMacに向き合って、更新される瞬間を見たかった……)

かつて紙の地形図を買うのが普通だった時代には、
新しい道路ができたりしても、
更新までにずいぶん時間がかかることもありました。
それに比べると、利便性は格段に向上しています。

ウェブ上で簡単に地形図が見られるのは
非常に便利だけど、今や紙の地形図は
売れないだろうな。
いいんだろうか……。









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by wilderness-otaru | 2018-03-19 09:32 | できごと | Comments(0)

春を知らせる光景 「道路開通!」

わが家の裏側の道路は、
通りに面した家がなく
通行の必要度が低いことから、
除雪が行われません。

例年3月下旬に入るあたりに
ロータリー車がやってきて
深い雪をはね飛ばし、
道路を開通させます。

今年(2018年)は3月17日がその日。
冬のあいだは公園と庭がひと続きとなり、
広〜い雪原を私物化(!?)できますが、
それも今日限りです。

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開通一番乗り!
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久々に地面の匂いを確かめる。
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今年もよく降ったね〜。









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by wilderness-otaru | 2018-03-18 18:20 | できごと | Comments(0)

小樽雪あかりの路 2018

小樽の冬のイベント〈雪あかりの路〉が開幕。
今年でもう20回目になるのですね。
イベントというものに普段、
あまり関心のない私ですが、
この「雪あかり」は毎回、
多少なりとも見ています。

今回はまず手宮線会場から。
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その後、運河の会場へ。
浅草橋〜中央橋の区間は
すごい人混みのようだったので近寄らず、
中央橋より北側へ行きました。

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こちらは人がそう多くなく、何よりも、
雪を固めた「基本的なスノーキャンドル」が並び、
このイベント本来の姿、という感じです。
やっぱり「雪あかり」はこれでしょう。

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運河クルーズの船も、
ひっきりなしに行き交います。













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by wilderness-otaru | 2018-02-10 13:24 | できごと | Comments(0)

〈木彫家 藤戸竹喜の世界〉展を見てきた

〈札幌芸術の森美術館〉で開催中の
〈木彫家 藤戸竹喜の世界〉展を見てきました。

藤戸竹喜氏はアイヌの木彫作家で、
阿寒に工房・店舗を構えて活動し、
これまでに国内外で多くの展覧会を開き、
受章歴も多数。

近年ではJR札幌駅のコンコースに、
氏が制作した、
弓をもったアイヌのエカシ(長老)の
等身大像が展示されています。

で、私は札幌駅の大きな木像に
目を留めたことはあったけれど、
藤戸氏の存在は今まで知りませんでした。
たまたまこの展覧会のことを聞き知って、
出掛けたのが先週のことです。

展覧会は11月13日を境に
前期・後期に分かれ、
作品の入れ替えもあるとのこと。
入れ替え日をはさんで2週続けて
両方を見てきました。
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国内の美術館では珍しいと思いますが、
展示会場での撮影が許可されていました。
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アイヌの文化・風俗を
モチーフにした作品が多いです。
クマを仕留めた猟師と、
コタンに持ち帰った獲物を前に
感謝の祈りを捧げるエカシ。
作品はどれも写実的で、
すべてがひとかたまりの
木材から彫り出されている、
というのも驚異的です。

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まるで写真のような瞬間を切り取った
作品もまたすごい。
オオカミに襲われ、
跳ね上がったエゾシカの脚。
エゾシカは前脚だけで
立っている!

力強い躍動感と、
ポキリと折れてしまいそうな
危うさが紙一重。
しかしよく見れば、シカの首元に
オオカミが食らい付くことで
両者は一体で形成され、
バランスと強度を
保っていることに気付きます。
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そして札幌駅に展示されていたのと
同種の、等身大の作品。
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どれもものすごくリアルで、
長い髭、服の布地の質感、
ボタンホール、ベルトと
表現の細かさに見入ってしまいます。
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展覧会のポスターにもなった
赤ちゃんをおぶった女性。

こうした大作のほか、
なぜだかカニやヒラメ、
ラッコやクジラなどの海獣など
おもしろい作品もありました。
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これまで藤戸氏のことを知らなかったけれど、
2014年9月に北海道新聞夕刊の連載
『私のなかの歴史』で
長いインタビュー記事があったことを知り、
あとで記事データベースを探り、
全文を読んでみました。
自身の来歴のほか、
観光ブームが盛り上がってきた
昭和30年代の北海道の様子も語られ、
興味深い内容です。

父親も木彫家であったことから、
藤戸氏は12歳くらいで熊の木彫りを始め、
土産物店の実演などで
腕を磨いてきたのだそう。
記事中「私は芸術家でなく、熊彫り職人」、
「木彫り熊は私の基本、これまでの作品全てを、
熊が彫らせてくれた」との言葉が印象的でした。

展覧会場では、藤戸氏の創作活動を紹介する
20分ほどのビデオが上映されていました。
そのなかには制作活動のほか、
トライク(大型の三輪モーターバイク)に跨がって颯爽と
阿寒の道を走る姿も。
めちゃくちゃカッコいい!

会場のロビーには藤戸氏
ご本人の姿がありました。
図録を買い、サインをいただいてきました。













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by wilderness-otaru | 2017-11-20 14:24 | できごと | Comments(0)