山登りはちょっと久しぶり。
毎年、雪の降り始め、 まだスキーもスノーシューも 使わずに登れる時期に 好んで近場の山を登ります。 今回、登ったのは塩谷丸山。 手軽に登れる山として人気です。 登山口近くに駐車スペースがありますが、 夏のシーズン中はクルマがあふれ、 問題になったこともあるらしい。 もちろん今の時期はガラガラ。 先客の1台が停まっていただけです。 ![]() 近年の高速道路工事により、 大きく様子が変わりました。 スタート後しばらくは、 高速道路の築堤沿いに進みますが、 ルートそのものは 従来とほぼ同じです。 ![]() ![]() 何の建物があったのかは不明。 ここを過ぎて、道は登りにかかります。 ![]() 進むにつれて次第に、 雪の量が多くなりますが、 スノーシューなしで歩ける程度。 そういえば以前は登山道途中、 ササ原が広がるあたりに、 大きな2基の反射板がありました。 北海道電力の施設だっけ……。 今回は、それがなくなっている! 昨年の11月に登ったときは まだあったので、その後、 撤去されたようです。 あれは一体どういう設備だったのか、 知りたかったけど……。 頂上に近づいて、 ちょうど展望が開けたところで それまで空を覆っていた雲が 晴れてきた! ![]() ![]() ![]() 忍路の半島。 中央付近、白い直線に見えるのが 函館本線の線路です。 ![]() 雪のない時期には岩場です。 ![]() このくらいの山歩きにはぴったり。 ![]() ![]() 船の錨が祀られています。 海の信仰に関わるものなのでしょう。 運ぶだけでも 相当な重労働だったはず。 ![]() ![]() ![]() ![]() 薄く積もった雪の下が氷なので、 すごく滑ります。 あーおもしろかった。 ![]() 最も一般的な夏道です。 積雪期に入ると同じ北斜面でも、 東寄りのルートが使われます。 山頂の標識に示された 「遠藤山」とは塩谷丸山の 南にあるピークです。 ただし国土地理院の地形図には 山名の記載がありません。 三角点の標高は735.4で 塩谷丸山の629.2より 100mあまりも高い。 この名は東北帝国大学農科学科(北海道大学の前身) 教授の遠藤吉三郎の名にちなんでいます。 小樽にスキーがもたらされて 数年後の大正初期、 小樽一帯の山々を精力的に 滑り歩いたのが、この人。 私は10年くらい前の夏、 天神町→穴滝→遠藤山→塩谷丸山 の縦走をしたことがあります。 ただし遠藤山の山頂は樹林に覆われ、 展望的にはあまり 楽しめなかったっけ……。 動画もあります: ▲
by wilderness-otaru
| 2017-12-04 11:04
| アウトドア
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雨竜沼湿原に行ってきました。
![]() 広大な湿原。 日本では尾瀬ヶ原と並ぶ規模の 山岳型高層湿原です。 ちなみに高層湿原とは 標高の高い場所にあるから その名で呼ばれるわけではありません。 湿原とは植物が枯れて堆積した 「泥炭」が積み重なってできますが、 周囲から水が流れ込み、 水が常に溜まった状態の場所に、 泥炭が堆積するのが低層湿原。 対して高層湿原は、植物の堆積が進み、 水面以上に盛り上がってできるものです。 正確に言えば雨竜沼湿原=高層湿原ではなく、 「雨竜沼湿原の大部分が高層湿原」 ということだそう。 部分的には水の溜まった低層、 あるいは中間的な場所もあるらしい。 同様に釧路湿原は、 その大部分が低層湿原、 という言い方になります。 ウンチク的な話が長くなりましたが、 ま、その雨竜沼湿原に行ってきたわけです。 行ったのは先週の平日。 ここが大事なところで、 雨竜沼湿原は特に近年、 人気が高いらしく、 週末は相当に混雑するらしい。 そこで土日は外して行きました。 これは正解でした。 ![]() 管理事務所と山小屋「南暑寒荘」、 広い芝生はキャンピンググラウンドです。 出発時には整備協力金として 1人500円を払います。 ここが登山の始まり。 ![]() 標高853mで、これは めざす湿原の高さとほぼ同じらしい。 というわけで、登りはけっこうハードです。 ![]() 1時間ほど登ると川が近づいてきます。 ![]() 風景は何となく湿原に近い、 開けた感じになってきました。 ![]() 出発から1時間半弱、 ぱーっと視界が開け、そこが湿原。 ここから木道が始まります。 ![]() 湿原上にある池塘は きれいなまあるい形をしたものが多い。 なぜ整った円形なのか、 理由は定かでないらしいです。 この日、天気はいまひとつ。 やや雲が多く、湿原の向こうに見えるはずの 暑寒別岳、南暑寒岳の姿は隠れています。 風がやや強めだったけれど、 それも心地よく感じられました。 ![]() ![]() あとで登山ガイドのパンフを見て 右がヒオウギアヤメ、 左上がワタスゲ、 左下は……不明。 花が最も多いのは 7月上・中旬のようです。 ![]() ![]() 南暑寒岳方面に続く山道を 少し登ると展望台があります。 ちょっとした木造の テラスが造られていますが、 10年くらい前に来たときは、 もっと高い台があったような……。 周囲のササもあって、 以前に比べると展望が今ひとつな感じ。 それでも山間に広がる平らな湿原、 点在する100以上もの池塘、と 特異な地形の様子が よくわかります。 ![]() なかなか心地よい 湿原ウォークを楽しむことができました。 登山口からの往復は およそ5時間でした。 くどいようですが、 やはり行くなら平日。 雨竜市街から湿原入口までの道は、 特に後半、狭いダートで、 すれ違い困難な区間が長く続きます。 ここに双方向から たくさんの車が通ったら さぞや大変だろうなと想像します。 ▲
by wilderness-otaru
| 2017-07-25 14:29
| 北海道の各地
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雪山シーズンも終わりが近い。
もしかしたら最後になるかも……と、 向かったのはニセコ山系イワオヌプリ。 五色温泉から登ります。 ![]() 地形もわりと単純。 大きな斜面をひたすら登る、 という感じのところが多いです。 ![]() ![]() スキー、ボード。 往復ともスノーシューという人も。 ![]() 先行するパーティーが山頂から滑走。 く〜、たまらんね〜。 ![]() 山頂部は雪が少ない。 視界は良好。 噴火湾、日本海、洞爺湖……といろいろ見えます。 ![]() 春の雪はベタベタ・グサグサだけど、楽し〜!! 登りは1.5hrs、下りは10min !! ▲
by wilderness-otaru
| 2017-04-25 00:36
| アウトドア
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毛無山は、小樽市街の背後に位置する山です。
赤井川村、キロロスキー場方面に向かう 国道393号の近くにピークがあり、 大きな電波塔が、街なかからも見えています。 今回は山スキーで、そこまで登ってみます。 393号の路肩からアプローチ。 ![]() 細い木が多いです。 ![]() 比較的近年に、皆伐されたのだろうか……。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲画面右寄りで白く広場のように見えるのが、 国道沿いにある展望地。 まだ除雪されていません。 ![]() ▲
by wilderness-otaru
| 2017-04-02 22:54
| アウトドア
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雨乞の滝をあとにして、
次に向かったのは「穴滝」。 大きな洞窟の一角から、 水が流れ落ちる奇景です。 ![]() 1月初旬という時期は初めて。 どの程度、氷ができているかわからなかったけど、 けっこうしっかり凍っています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() もう1ー2回は来てみたい。 ▲
by wilderness-otaru
| 2017-01-10 23:21
| アウトドア
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今年は正月休みの登山に行けずじまい。
8日、やっと山歩きに出掛けたのが、 勝納川上流部にある2つの滝めぐりです。 天神浄水場付近から林道(もちろん除雪はされていません)に 沿って進みます。 まずは雨乞の滝。 スタートから3km弱の地点で 林道をそれて、林間を川の方に下ります。 過去に何度か行っているので、 下る場所は地形図を見なくても ピタリとわかります。 (いや、意外に簡単なのです……) ![]() それまでなだらかな地形のあいだを流れていた川が、 ここだけ切り立った崖のあいだに挟まれるのがフシギ。 距離にして100m足らず。幅は7〜8mくらいか。 崖の高さは10m近くあって、 のぞき込むのはけっこうスリリングです。 ![]() ![]() まだスノーブリッジがちゃんとできていなくて、 滝には近づけず。 以前は氷瀑を間近に見られたのが、 今回はできなくて少々残念……。 しかしそのあと、急斜面を上って 戻るのが、すごい大変だった! ひと苦労して林道脇に戻ったら、 クマゲラを近くで見られたのはラッキー。 この勝納川上流部では、今までにもけっこう クマゲラを見ています。 このときも、姿を見たもののほかに 別な個体の啼き声が近くで聞こえていました。 ![]() このあと、さらに林道を進んで穴滝へ向かいます。 穴滝は、無雪期ならハイキング感覚で行けるので わりあいポピュラーですが、 こちら雨乞の滝のほうは、 手前にあるけれど道がなく、 “秘境度”はずっと高いです。 続きはまた今度……。 ▲
by wilderness-otaru
| 2017-01-09 14:46
| アウトドア
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これまで何度か訪れている赤井川村、落合ダム。
今まで行ったのは氷が張り始める初冬、 解けかける春先などで、 夏の普通の行楽シーズンには 実は一度も行ったことがなかった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() BBQやって、焚き火して。 ![]() ▲
by wilderness-otaru
| 2016-07-28 21:38
| できごと
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昨年のこの時期、赤井川村の落合ダムで、
解けかけた氷が浮かぶ湖面に カヤックを浮かべました。 それがなかなか気持ちよかったので、 今年もまた出掛けました。 とはいえ、氷が解けるタイミングはなかなか微妙。 早過ぎると水面が出ていないし、 遅ければ氷は完全に解けてなくなってしまう。 カヤックで遊ぶのにちょうどいい状態は、 数日間しかないようです。 さて今年、4月24日の湖面は……。 ![]() 湖岸付近は水面、という状態。 漕ぐにはちょうどいい具合です。 ![]() 足を乗せたらすぐ踏み抜きそうです。 でも氷の上にカヤックを乗り上げ、 割ろうとしても、ビクともしない。 フネで氷を切り開けるのは周辺部の、 よっぽど薄いところに限られます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() “砕氷パドリング”。 春らしい陽気のもと 氷と遊びながら、の〜んびり、 心地よい時間を過ごしました。 ▲
by wilderness-otaru
| 2016-04-25 23:18
| できごと
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久しぶりに祝津へ。
まず展望地からトド岩を見ると、 トドが上陸していました。 あまり多くはいなく、 陸上、海中に各数頭。 ![]() ![]() そこからお山へ。 ![]() ![]() 今日は子分の「ぴょんきち」(JKなんですけど……)が同行です。 ここまで、祝津側から 30分ほどの登りで手軽に来られます。 ただし展望地は断崖上で、 雪庇ができることも多いので、 慣れない人には危険。 ![]() ![]() 雲の塊が断続的に来る。 冬の日本海は、いつもこんな感じです。 ▲
by wilderness-otaru
| 2016-02-27 15:47
| アウトドア
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ここ3年ほど1月3日は
塩谷丸山に登っています。
特に決めているわけではないのだけど、 新年1・2日は家でだらだらして、 3日あたりにはそろそろ、少し体を動かそうと、 ひとりでふらっと出掛けるのに ちょうどいいのが、この山です。 ![]() 夏には手軽なハイキング登山としてポピュラーですが、 冬山の入門的コースとしても人気は高いです。 夏冬合わせて、僕はかれこれ 20回くらいは登っていますが、 今回は積雪期に初めてのパターンとして、 夏道をスノーシューで登りました。 この山は夏(無雪期)の登山道とは別に、 冬は東側のコースを登るのが一般的ですが、 今年は非常に雪が少ない。 ここ1週間ほどまとまった降雪はなく、 しかも昨日は雨も降りました。 気持ちよくスキーで滑れる雪は、 あまり期待できないこともあり、 ちょっと目先を変え、あえてスキーは使わずに 夏道からのアプローチとしました。 ![]() ![]() ![]() 明治時代の海事信仰の名残。 例年だとこの祠もほとんど 雪に覆われているのですけどね。 ![]() 短いながら太陽が顔を出し、 海の方まで見渡せる時間もありました。 忍路の街を遠望します。 画面中ほどの右側で、白く直線的に 延びているのが函館本線の線路です。 その手前には、フルーツ街道の オーバークロスが見えます。 SLが走っていた頃は、 撮影名所だったところ。 ▲
by wilderness-otaru
| 2016-01-03 23:24
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