タグ:街の風景 ( 295 ) タグの人気記事

後志自動車道 新しい高速道路ができた

先日12月8日に小樽から余市方面に行く
新しい高速道路「後志自動車道」(北海道横断自動車道)が開通しました。

さっそく気になるのは国土地理院の地形図です。
今ではウェブサイトで地形図を簡単に見ることができますが、
こうした大きなインフラの変化があるときに、
地形図のアップデートは実に早い!

最近では留萌本線の留萌〜増毛間が廃線になったとき、
翌朝に確認したら、すでに地形図から線路がきれいさっぱり
消えていました。

今回、後志自動車道の開通は8日の15:00でしたが、
その1時間後くらいにサイトを見ると、ちゃんと地形図に
自動車道が描かれていました。
15時ぴったりに新データをアップロードしたのだろうか……。

道路開通前の地図を残しておきました。
余市インターチェンジ付近で見ると……。
d0174510_23435984.jpg
▲これが開通前。
d0174510_23442969.jpg
▲これが開通後。



ところでこの道路、わが家のあたりから見えるのです。
d0174510_23472023.jpg
画面上の方、雪で白く見えるのが高速道路の法面です。
右が余市方面。
クルマのヘッドライトがかすかに線を引いているのが、
わかるかな……。
進路を示す標識の緑色が雪面に反射しています。

このあたりの地形図がこれ。
d0174510_23484297.jpg
写真に写っているのは余市方面から来た高速道路が、
小樽インター方面と札幌方面に分岐するあたり。
緑の標識があるのは、それを示すためでしょう。

この地形図を見てもわかるとおり、
小樽市街から来た札樽道は、新しい道路に繋がっていないのですね。
最寄りの朝里インターから高速に乗っても、
余市方面には行けません。

余市から札幌方面へ直行する際には
メリットが大きいと思われる道ですが、
小樽の街なかから余市方面へ行くとなると、
いったん銭函インターまで行かなくてはならない。
余市に行くためにわざわざ銭函まで走る、なんてことは
誰もしないよね……。

僕としてはあまり、この道を使うことはなさそうです。
ま、そのうち機会があったら使ってみるかも。
余市方面からの帰路とかね。
d0174510_23542210.jpg
全体で見ると、トンネルと橋が多いです。
特に毛無山と天狗山の下をくぐる
長いトンネルが目立ちます。
また朝里川温泉付近で朝里川の谷間を、
天神付近では勝納川の谷間を、
それぞれ高く長い橋で跨いでいます。

今回開通した小樽〜余市23.3kmのうち、
約50%がトンネルと橋だそう。
いかにもおカネがかかっていそう。

まだ走っていないからわからないけれど、
どのくらいのクルマが通っているのだろう。
上の写真を撮影したのは午後10時過ぎでしたが、
通るクルマは数分に1台という具合。
夜空の流星並みに希少な感じがしましたね(笑)







[PR]
by wilderness-otaru | 2018-12-12 00:08 | できごと | Comments(0)

道東への旅【2】釧路の旨いもの

釧路湿原を通り抜け、
釧路の街にやってきました。
2年ぶりくらいか。

河口に近い釧路川のほとりには
漁船がたくさん。
d0174510_10494544.jpg
イカ? それともサンマだろうか。
以前、根室の花咲港で早朝に
サンマの水揚げを取材したことがありましたが、
それと同じタイプの船が、岸壁にびっしり。
d0174510_10413928.jpg
d0174510_10481016.jpg
接岸できるスペースが限られているので、
三重になって係留されています。

さて、釧路での食事は「泉屋」。
老舗のレストランです。
d0174510_10521182.jpg

看板メニューのひとつである
「スパカツ」を賞味しました。
文字どおりスパゲティの上にカツを載せ、
上からミートソースをかけたもの。
なかなかのボリュームでした。
釧路地方では同名のメニューを置く店が多いが、
発祥はここ泉屋らしい。

パスタはアルデンテというより、
太め・柔らかめでちょっと昔風な感じです。
昭和的というか。
ただ熱い鉄板に乗っているので、
下の方は少し焼けてパリッとした感じになります。

ランチタイムには遅い時間帯だったけど、
地元の人、いかにも観光客、どちらも多く
店内は賑わっていました。

さて釧路をあとにして、
東に向かいます。
通るのは最短の国道44号ではなく、
海沿いの道道142号。
「北太平洋シーサイドライン」という
小洒落た名前が付いています。
d0174510_11071762.jpg
たしかに地図上は海岸線近くを通るのだけど、
このあたりの海岸の大部分は険しい崖で、
道路はその上の、高い台地の縁を通ります。
道路の両脇は大部分が樹林で、
クルマから海が見えるところはほとんどない。

この道沿いは「難読地名」の宝庫として知られています。

又飯時、来止臥、十町瀬、浦雲泊、
跡永賀、冬窓床、入境学、初無敵、
分遺瀬、賤夫向、知方学
……などの地名が海岸に連なっているのです。
読みは……
またいとき、きとうし、とまちせ、ぽんとまり、
あとえが、ぶゆま、にこまない、そむてき、
わかちゃらせ、せきねっぷ、ちっぽまない
……です。

これらの地名に関しては
過去に何度か原稿を書いたことがあり、
上記はそこからのコピペです。
漢字を打ち込むだけで大変だからね……。
d0174510_11150369.jpg
d0174510_11153236.jpg
この道路にはバスが走っています。
ただし人の住む集落は道路からずっと下にあり、
つづら折れの道を上り下りしなくてはなりません。
歩いたら30分くらいはかかるだろう。
d0174510_11205176.jpg
▲国土地理院地形図より

海の見えないシーサイドラインを走り、
次に目指すは厚岸の街。












[PR]
by wilderness-otaru | 2018-10-05 11:22 | 北海道の各地 | Comments(0)

十間坂と荒巻山

手宮地区にある十間坂のことは、
過去にも何度か書いたことがあります。
十間の名のとおり幅の広い坂道で、
勾配もかなり急。
d0174510_14525887.jpg
d0174510_14544664.jpg
写真に撮ると、坂の急さは伝わりにくいのですけどね。

道幅が正確に10間(18m)かはわかりませんが、
市街地に防火帯を確保する目的もあって、
このような道が造られたようです。

広い坂道ですが、上の方で舗装が途切れ、
あとは人ひとりが通れるだけの、
細い道になります。
d0174510_14563605.jpg

先日、この高台一帯を取材で歩くことがありました。
坂の上に1軒だけ建つ家(かつては何軒もあったらしい)に住む
おばあちゃまに話を聞けて有意義でした。

それまで行ったことがなかったのだけど、
坂の上からさらに道が通じているのでした。

てっぺん部分は少々荒れた感じです。
d0174510_15031855.jpg
▲岩山を人為的に切り崩した形跡がわかります。

d0174510_15060196.jpg
▲見下ろせば稲穂、市街中心部が間近に。
意外なほどの近さです。
d0174510_15041606.jpg
▲少し進むと車道に出ます。
浄應寺の坂です。
近いことはわかっていても、
ちょっとフシギな感じ……。

この山の一帯は、地主の名から
荒巻山と呼ばれています。
SF小説家として知られた荒巻義雄氏は、
ここの土地所有者が生家なのだそう。

この山を、稲穂側から見た光景も特徴的。
d0174510_15111445.jpg
▲山の上から見たのと、まんま同じです。
 当たり前だけど……。

山を切り崩して道を開く試みも、
過去には行われたようです。
山の上の家のおばあちゃま曰く、
昔はこの斜面を通ることができたのだそう。
なるほど、画面左側は比較的傾斜が緩やかだから、
ここに道があったのだろう。

d0174510_15184172.jpg
▲国土地理院発行の地形図より。
十間坂の最上部から、浄應寺の坂に通じる道は
確かに描かれています。










[PR]
by wilderness-otaru | 2018-07-11 15:22 | 小樽散歩 | Comments(0)

2018年、小樽の桜は

今年、小樽の桜は5月に入ってすぐが見頃で、
時期としては平年並みだったよう。
連休後半はあまり天候に恵まれませんでしたが、
5月4日は予報に反してまずまずの好天。
市内をざっと駆け足で、桜ウォッチングしてみました。

d0174510_01013154.jpg
まずは朝里ダム。
桜と湖水と春紅葉。
広葉樹の色付きはまだ、今ひとつでした。
d0174510_01030097.jpg
つぎ。奥沢水源地です。
葉の色は、こっちの方が良かったか。
d0174510_01031788.jpg
水辺に何本かの桜が咲いていますが、
近く付くことができないのは
もどかしいところ。

水源地からほど近い天満宮にも寄りました。
d0174510_01044564.jpg
その後、入船の高台にある農園へ。
花の苗木などを育てている場所のようですが、
この敷地脇にある桜がなかなかの見ものです。
ここはわりと穴場だと思います。
d0174510_01052603.jpg
d0174510_08554326.jpg
敷地沿いの家は、目の前が桜並木。いいね〜。

そしておなじみ、天上寺。
ここは、道路を隔てた高台から
境内を見下ろすアングルが好きです。
d0174510_01083458.jpg
ちょっと電線がうるさいけれど……。
d0174510_01094480.jpg
最後は長橋なえぼ公園。
ピクニックを楽しむ人でにぎわっていました。

結局、5月の連休中、終日すっきり晴れたのは4日だけ。
短時間ながら、いい感じで花見を楽しめました。









[PR]
by wilderness-otaru | 2018-05-07 01:13 | 小樽散歩 | Comments(0)

花園〜緑町の小路

朝、仕事場へ向かう途中、ときどき
あえて違う道に迷い込んでみます。
d0174510_11343002.jpg
気になる建物があります。
レンガの煙突は、そば屋さん。
その奥は風格ある洋館の住宅。
d0174510_11355138.jpg
▲書物によると昭和10年築の建物。
平成の初頭には「建築研究所」の
看板が立っていたようです。

住宅地の中に入ると、
道はいよいよ細さを増し……。
d0174510_11432525.jpg
▲中央分離帯のある道!?
右手のアパートに入る、専用レーンですね。

d0174510_11482188.jpg
▲わんこに吠えられる。
無理もない……。
d0174510_11465206.jpg
さらに進むにはスノーシューが要りそう。

d0174510_11495952.jpg
d0174510_11503545.jpg
▲妙見川は大事な雪捨場。









[PR]
by wilderness-otaru | 2018-02-06 11:51 | 小樽散歩 | Comments(2)

運河の雪景色

久しぶりに(少々ベタだけど)小樽運河です。
d0174510_15370312.jpg
▲おなじみ、北浜橋から。
d0174510_15381097.jpg
▲一部はうっすらと凍っていました。
d0174510_15403219.jpg
d0174510_15400287.jpg
d0174510_15413684.jpg
▲北海製罐の前あたり。
水面から湯気が上がってます。
一瞬、けあらし!? と思ったけど、
何でここだけ……??。
工場からの温排水か、
と考えると情緒がなくなります。

ニッサンの船外機ってあるんだ。
d0174510_15450754.jpg
▲運河北端近く、日本郵船の背後に
旧石山中学校の円形校舎が見えています。
これを撮るのが目的でした。


円形校舎については、こちらを

石山中の背後にある
〈手宮富士〉については、こちらを











[PR]
by wilderness-otaru | 2018-02-02 15:46 | 小樽散歩 | Comments(0)

やっとこさ、初詣

2018年、明けましておめでとうございます。
世間並みに本日1月4日、仕事を始めました。

三が日は気温高め、穏やかな天気でしたが、
本日はキリッと冬らしく。
雪が舞っています。
日中、外出ついでに龍宮神社に立ち寄りました。
4日になってようやくの初詣です。


d0174510_13045666.jpg

d0174510_13043000.jpg
d0174510_13051466.jpg
やや湿り気のある雪で、
絵的にはサマになりました。

d0174510_13084505.jpg
境内すぐ背後の線路に停車中の
気動車に、目が行ってしまう。
神社と鉄道はすぐ近くです。
社殿が参道の突き当たりではなく、
横を向いた位置に建っているのは、
線路によって境内が狭められたことと
関係があるらしい。

さて、ブログにもやっと新年の記事を載せられて
ひと安心です。









[PR]
by wilderness-otaru | 2018-01-04 13:07 | 小樽散歩 | Comments(0)

年末の風景 〜桜町のお店屋さん〜

毎年、年の瀬が近づくと
このお店の周りは
にわかに華やぎます。
d0174510_12593679.jpg
何屋さんといえばいいのだろう。
店内に並ぶのはおもに酒類と
ちょっとした食料品。

看板に読める文房具、電気器具は
店内に見当たりませんが、
昔はいろんなものが揃う、
ちょっとしたスーパーマーケットのような
店だったそうです。

年末になると、正月のお飾りが
店頭に並びます。
店の前には除雪でできた雪の壁を使って、
まゆ玉飾りをディスプレイするのが
毎年おなじみの光景です。
d0174510_14523188.jpg

d0174510_13092673.jpg
d0174510_21073501.jpg
d0174510_13085179.jpg
写真を撮ってから、
玄関に置くお飾りを買って帰りました。

去年も同じ12月30日に、
同じような写真を撮って、
同じような文章をブログに載せたっけ……。
ま、変わらないということも
いいですね。

今年の投稿は多分これが最後。
いつも当ブログに訪れてくださる方がた、
この1年、ありがとうございました。








[PR]
by wilderness-otaru | 2017-12-30 13:15 | 小樽散歩 | Comments(0)

住ノ江のカトリック教会

クリスマスには1日遅れですが、
住ノ江のカトリック教会のことを
書いてみます。
d0174510_11374930.jpg
小樽市内には2つのカトリック教会があります。
ここ住ノ江と富岡です。
おととし2015年に組織を
「カトリック小樽教会」と一本化し、
2つの教会を「住ノ江聖堂」「富岡聖堂」と
呼び分けています。

富岡の建物は高い尖塔をもつ
美しい建物で、このブログでも
何度か取り上げています。

こちら住ノ江は、富岡とはまったく
違うタイプですが、
白亜の姿が気品を感じさせる
美しい建築です。

d0174510_11524066.jpg
玄関上の“むくり屋根”が和風、
その手前、八角形を半分に切った形の
部分はいかにも洋風という、
和洋折衷の建築です。

建物の裏手も見ておきたい。
十字架が掲げられる丸い屋根は
鐘楼だろうか……。
手前のアーチ型の屋根の下は、
礼拝堂の祭壇であることが、
あとでわかりました。

d0174510_11571299.jpg
意外にもこの建物、
もともと教会として建てられたのではなく、
当初は個人の邸宅でした。
建築は明治30年頃とされ、
建て主は米穀商「共成」の重役
佐々木静二。
現在「小樽オルゴール堂」店舗として知られる
堺町交差点のレンガ建築は、
この共成の倉庫として
大正初期に建てられたもの。

カトリック教会となったのは
戦後の昭和24年とのことで、
それ以降、屋根に十字架を掲げたり、
鐘楼を加えたりという改装が
行われたようです。

富岡の教会は内部も
一般に公開されているのに対し、
こちらの建物のことは
あまり知られていませんが、
今回は教会の内部を
見学させていただきました。
d0174510_12082252.jpg
▲こちらが礼拝堂。

d0174510_12085702.jpg
▲奥に位置する祭壇の上が、
外から見えたアーチ屋根。
この大きな部屋も、もとは
畳敷きの大広間だったようです。

d0174510_12123547.jpg
▲ここが外から見て八角形の部分。
天井が高く、凝った内装です。
もとは応接室だったようですが、
現在は司祭の執務室として使われています。

司祭とは、フランス人のオール神父さん。
お名前のフルネーム……綴りは?……えーっと……

すみません、書いてください。
d0174510_12213458.jpg
ということで、ご本人直筆です。
在日23年、小樽は4年目とのこと、
とても温和な方です。

d0174510_12233590.jpg
庭には「ルルドのマリア像」。
富岡教会にもありますが、
ここにもあったのですね。










[PR]
by wilderness-otaru | 2017-12-26 12:35 | 小樽散歩 | Comments(0)

“住ノ江の薄い家” わかったこと

われわれ街歩き趣味人(?)の
あいだでは有名な、あの建物。
「住ノ江の薄い家」といえば、
すぐにピンとくる人もいるはず。
d0174510_16064062.jpg
建物の由来などがフシギで、
小社刊『小樽散歩案内』でも
丸ヨ石橋商店別邸、とだけ書いて、
詳細は不明としてきました。

先ごろ住ノ江界隈の取材をする件があり、
あらためて、この建物のことを
調べることにしました。

すると、建物は隣接する
浄暁寺の所有であることがわかり、
お寺に伺って、いろいろなことが
明らかになってきました。
もっと早くに聞くべきだった……。

内部にも入らせていただきました。
d0174510_16073281.jpg
道路とは反対側(海側)、
幼稚園の園庭から見たところ。
こうして見ると、奥行きが薄いのは
建物の一部であることがわかります。
まあ、一般的な建物と比べれば、
全体が薄いことは確かですが。
d0174510_16095883.jpg
そしてこれが、建物内の階段。
内装に傷みはありますが、
随所に装飾を凝らしていることが
わかります。

建物の来歴、所有者・石橋家のことなど、
現在、調べて整理しています。
内部の画像とともに
詳しくはまた、改めて。

なお今回の撮影にあたっては、
浄暁寺のご厚意で許可をいただきました。
一般には公開していないとのことで、
お寺への問い合わせはご遠慮ください。



建物の来歴、建て主である石橋家のことなど
非常に長くなるので以下、続編 に記します。









[PR]
by wilderness-otaru | 2017-12-23 16:18 | 小樽散歩 | Comments(4)